22年前、渡の父親である音也のバイオリンを聴いて
「あの音楽を聴けば人を襲う衝動が抑えられる」
と言って改心したバイオリン職人のファンガイアの言葉を信じる渡。
一方、名護は渡の言葉を聞き入れず、
「ファンガイアは全ての人類の敵だ!」
と言い、仮面ライダーイクサに変身した名護はファンガイアを倒します。
ファンガイアは自分の作ったバイオリンと共にこの世から消えるのでした*1、というお話。
私、この話今までで1番好きです。
なんていうか、昔の刑事ドラマを見てるみたいで。
刑期を終え改心した麻薬中毒の犯罪者が、また麻薬に手を染めて犯罪を犯すみたいな展開でした。
ニュアンスはちょっと違うんですけど。
どっちかと言うと、このファンガイアの方が可哀想なんですよね。
再犯の動機が麻薬じゃなくて人間の出す街の騒音が原因ですから。
「良く考えたら、昔やってた特撮番組、特警ウインスペクターとかのレスキューポリスシリーズって毎週こんな救いのない話やってたよなあ」
とシミジミ思い出しましたよ。
そういう意味で懐かしさ溢れるお話でした。
以上。

*1:追記:正確にいうとバイオリンは海に沈んだ。あのシーン映画ピアノ・レッスンのラストシーンみたいだったな。