第九夜

fujigelge2009-02-04








こんな夢を見た。









ふと気付くと私は羞恥心のメンバーだった。
上地とつるのの中に私がいた。
野久保はいなかった。
当然夢の中なので、私は羞恥心のメンバーであるコトに一切の疑問は浮かばなかった。
メンバーともこれから仲良く一緒にがんばって行こうという意気込みすら私にはあった。
そしてふと気付くと、緊張の中、ライブ会場で初めて歌うという試練が待っていた。
私はこの本番も間近だと言う時に、
「こんな小汚いオレに・・・アイドルなぞ務まるのだろうか・・・?」
という不安をメンバーについ漏らしてしまった。
だが、袖で待機していた上地とつるのが心配するなと励ましてくれた。
そして私達の出番がやってきた。
ステージに上がると、客席は超満員。
兎に角歌やダンスを間違えて迷惑をかけないようにしようと思っていたのだが、曲が始まったとたんとんでもないコトに気付く。
「オレ羞恥心の歌1曲も聴いたコトねぇ!!!」
しゅうーちしーん♪しゅーちしーん♪が私の知ってる羞恥心の全てだ。
ダンスなどに至っては全く知らない。
一気に嫌な汗がドっと出る。
「これは今更あがいてもどうしようもない!!」
と思った私は、ステージに上がるやいなや、口パクで取りあえずボックスのステップを踏んだ。
するとどうだろう、他のメンバーもずっとボックスのステップを踏んでるではないか。
「そうか!羞恥心のダンスはずっとボックスを踏むモノなのか!!」(本当は違う)
と安心し、一気にピンチを免れた。
しかし、ダンスの基本中の基本であるボックスのステップすら私はヨタヨタしたおじいちゃんのようになる。
そして、口パクとボックスのステップでライブを切り抜けた私は疲労困憊に。
他のメンバーに
「すまん!歌もダンスもまったく覚えてなかった!!ホントにすまん!!」
とメンバーに謝る。
すると上地とつるのは
「安心しろ。俺達も歌やダンスは素人なんだ」
と優しい言葉をかけてくれた。
私はより一層こいつらを良い奴だと思った。
そして私はライブが終わったあと、1人で家路へと向かった。
帰り道、私は
「これからもっとがんばらないとイカンな。アイドルになるのも大変だ」
とか言いながら、これからの自分のアイドルとしての方向性をいろいろ考えながら歩いていると、1つ恐ろしい問題に直面した。
「アイドルにとって1番大切なのは好感度だ・・・ヤバい・・・アレを・・・早くアレを何とかせねば!!!」
私は歩いていた速度をダッシュに変えて家へと向かった。
「オレはいつから羞恥心のメンバーになったんだ・・・?1週間前か!?1ヵ月前か!?」
どういう経緯でこうなったのかを彼是考えるも、まったく思い出せない。
走りながら額から嫌な汗がダラダラと出始める。
「早く・・・早く家に帰ってパソコンを見ないと!!!」
そう、私はこの時、藤寿男の後悔日誌がファンに見つけられて炎上しているんじゃないのかと焦っていたのだ。
「ファンにアレを見られてはマズい!!!!あんなモノ早く消してしまわなければ・・・もしあんな酷いブログを見られたらオレのアイドル生命は完全に絶たれる!!!!!」
私は必死で走った。
死ぬかと思うくらい走った。
で、そこで目が覚めた。






この夢で得た教訓

このブログ、百害あって一利なし。