先週は、ザンギャックの地球偵察用カメラのモニターを女幹部インサーンが見ていたところ、前回の怪人が信号無視をしているのを注意していた奇妙な男にインサーンは一目惚れ。
その男こそカーレンジャーのレッドレーサーだったのだが、それを知らないインサーンは学生時代から知り合いだったジェラシックと言う怪人に「あの男をここへ連れて来て」と命令するが、ジェラシックはインサーンのコトを昔から想いを寄せており、レッドレーサーとインサーンとジェラシックの三角関係は激化するのだった。
というお話でした。
このあらすじを見てわかるように、今回の脚本はチームワークという言葉をまったく知らない悪名高き脚本家浦沢義雄であります。
そもそも敵怪人の学生時代って何だよ。

桜の木の下で怪人同士が学ランにセーラー服ですよ。
これが浦沢クオリティ。
で、カーレンジャーの時にもレッドレーサーと女幹部ゾンネットと、こう言うヒーローと女幹部の恋愛ってあったんですよね。
その時はゾンネットはレッドレーサーの変身後の姿に恋してたんですけど、今回は変身前の人間の姿に恋しちゃったと言う。
レッドレーサーには敵の女幹部をトリコにする謎のフェロモンを持ってるようです。
インサーンは今まで冷血キャラだったのに、レッドレーサーに恋して浮かれてバラ一輪加えてダンスさせたりしてましたよ。
で、レッドレーサーは何やってたかと言うと、戦隊ヒーローの力を失ってからは子供たちに交通安全を教える劇団の役者になっていて、この劇団員は自分しかいないからゴーカイジャーたちに劇団員になってくれとコーヒー牛乳を渡して勧誘してまして。
もし劇団員になってくれたらカーレンジャーの大いなる力を授けようと交換条件出したんですが、結局カーレンジャーの大いなる力ってのは<子供たちに交通安全を教えるのが上手くなる力>という恐ろしくどうでもいい力で、ゴーカイジャーにお供してるオウム型ロボット<ナビィ>に
「あんまり役に立たない力もあるのか」
って言われる始末。
あと小ネタで、ゴーカイジャーターボレンジャー(車をモチーフにした戦隊)に変身したら、レッドレーサーが
「おい!それじゃない!!」
と一喝してカーレンジャーに変身させてたりしてました。
自由すぎる!
石浦沢先生!!






今週はザンギャックに肩入れしてるチャラくて軽い性格の海賊バスコ登場。
バスコは昔マーべラス(レッド)と同じ<赤き海賊団>の一員で、船長のアカレッドと3人でレンジャーキーを探す旅を続けてたのだが、ある日バスコはザンギャックに寝返りマーべラスとアカレッドを襲いレンジャーキーを奪う。
しかし、アカレッドは奪われず残されたキー(鍵)をマーべラスに託しそのまま離れ離れになってしまうという過去があった。
そのバスコが再び目の前に現れ、昔マーべラスたちから奪った<6人目の戦士のレンジャーキー>を使ってゴーカイジャーたちを襲い、レッド以外の4人を連れ去ってしまうのだった。
というお話でした。
戦隊ヒーローには途中から加わる、所謂テコ入れメンバー<6人目の戦士>というのがいてるんですが、その鍵をバスコは全て持ってる見たいです。
今回バスコは
「レンジャーキーにはこういう使い方もあるんだよ」
と言って、6人目の戦士を大勢召喚して戦わせるというやり方で戦ってたんですが、中々ゴージャスな画(え)でしたね。
そんんなこんなでシリアスな展開を見せた回だったんですが、船長のアカレッドって名前スゲエな。
昔、ダウンタウンのごっつええ感じであったエキセントリック少年ボウイのイヌドッグとかトリバードとかエテモンキーのセンスとまったく同じだぞ。

その問題のアカレッド


因みにアカレッドの声優さんは古谷徹さんです。
やっぱあんまり船長ってタイプの声じゃないのが引っかかるなあ。
個人的にはもっと低い声の人が良いです。
以上。