第三番惑星の奇跡

場所はとある病院。
そこで1人の少女が目の手術を受ける。
この少女は名をあっこと言い、ミズキ隊員と顔見知りの女の子のようだ。
ミズキ隊員が言うに、この子は両親がいない1人ぼっちだが、将来絵描きになりたいと言う強い夢を持っていた。
しかし目の症状はもはや手遅れ。
手術は失敗。
少女は失明することとなった。
しかしあっこはこう言った
「絵描きになるか音楽家になるか悩んでたから丁度いいよ」
それをきっかけに少女はピッコロを習い始めた。
明日はその発表会があるから休みたいの。と、その話をミズキ隊員はウルトラマンマックスであるカイト隊員に話す。
すると、ダッシュ(防衛隊の名)から謎の落下物があるので調査して欲しいとの連絡が。
ミズキとカイトはそのタマゴのような落下物を調べる。
そして、ダッシュはその物体を排除しようと一斉に攻撃を仕掛ける。
ミサイル攻撃、火炎放射、様々な攻撃を加えた。
するとそのタマゴは怪獣の姿になり、ミサイル攻撃、火炎放射を逆にダッシュに向かって攻撃し始めた。
何度も攻撃を加えるも、怪獣は同じような攻撃を返すのだ。
調べた結果、この怪獣は攻撃を与えると、その攻撃を自分のモノに出来ると言う能力を持っているコトがわかった。
怪獣はミサイル、火炎放射の能力を身につけ、街を破壊し始めた。
そしてその向かっている先は、少女がピッコロを演奏する会場。
カイトはウルトラマンマックスに変身し、それを食い止めようとする。
しかし、マックスの攻撃もやはり吸収される。
しかもマックスの必殺技、マクシウムカノンまで吸収したのだ。
もうカラータイマーも鳴り、打つ手がなくなるウルトラマンマックス
ミズキはピンチのマックスにここは一旦諦めてと叫ぶ。
マックスはミズキの言うコトを聞き、一旦その場を離れるコトに。
そして敵のいなくなった怪獣は、演奏会場を破壊した。
そのコトを知った少女は絶望に暮れる。
「絵も音楽もどうして私にやらせてくれないの!」
と。
ミズキは少女に私が必ずあの怪獣を倒すと言ったが、少女はウルトラマンマックスでも勝てないのに、どうやって倒すのよと、泣きじゃくるばかり。
そして少女は失明した体で孤児院を抜け出す。
それを必死で探すミズキ。
街はどんどん火の海に包まれた。
どんな攻撃も吸収してしまう怪獣を、誰も止められなかった。
少女はその火の街を彷徨った。
怪獣は街を破壊し尽し、暴れ疲れ、いつしか眠りについた。
少女は泣きじゃくりながら眠りについた怪獣にたどり着く。
そして少女は震えた声で怪獣にこう言った。
「怪獣さんは音楽・・・嫌い・・・?私はね・・・大好きなの・・・・」
そう言うと、少女はピッコロでショパンの別れの曲を演奏した。
その演奏に気づいたミズキとカイトは、少女の元へと向かう。
目の見えない少女は泣きながら、別れの曲を火の収まった街に響かせる。
とうとう怪獣はその音に目を覚まし、巨大な身体を大きくうねらせた。
その怪獣のうめく声に恐怖し、少女は演奏を止めたが、まだ別れの曲は街に鳴り響く。
しかしその音はピッコロの音ではなく、パイプオルガンの音。
怪獣の身体からは、パイプがニョキニョキと現れていた。
その演奏を聴き、少女は笑みを取り戻し、再び怪獣と一緒に別れの曲を奏でた。
ミズキ隊員はやっと少女を見つけ、怪獣に向かって銃を構える。
だがその不気味な怪獣の身体は
ホルンに変わり
ハープに変わった。
そして様々な楽器へと姿を変え、怪獣は神々しい姿に変わっていった。
その姿を見てミズキは涙をうかべ、全てを理解し、銃を下げた。
ウルトラマンマックスに変身したカイトは、その世界で1番美しい怪獣を宇宙へと運んでいった。
少女の目は治らなかったが、1人の少女は奇跡を起こした。






と言う内容。
ハッキリ言って私の文章で伝えれるのはこんなモンだが、実際の映像の美しさと音楽聴いたら泣くよ?
ああ。
泣いたさ。
号泣したさ
ショパンの別れの曲聴いた時点でボロボロさ。
大の大人がヒーロー番組で泣きましたが何か?
しかしあっこを演じてた子の演技うまかったわ。
なんか賞あげたいぐらい。
で、誰がこの監督と脚本やったかって言うと、三池崇史監督とNAKA雅MURAですよ。
いやー。
やってくれるね。
たまにこんなのやってくれるから特オタってやめられないね。
この話永久保存版ですよ。
あー。
久々に泣いたわ。
以上。
追記:因みにこの全ての攻撃を吸収して成長していくって言うの、寺沢武一コブラに出てきた最終兵器と一緒だな。
最初タマゴって言うトコも一緒だし。(こんなコト言うとこがオタクっぽいよね)