私だけの十字架
あら。
またはてなの編集画面が変わった。
なんか慣れないんで気持悪いです。
それはさて置き、1部の間でカルト的人気を誇る刑事ドラマ特捜最前線がついにDVD化ですよ奥さん!
コレ
↓
http://www.toei-video.co.jp/tokusou/index.html
このホームページからもわかるように、これぞ傑作!というエピソードをファンの方から募集するという、ベストセレクションという形での発売です。
「そんな昔のドラマの話しなんて誰も憶えてるワケないだろ?」
と思う方もおられると思いますが、特捜最前線ファンの濃さを侮ってはいけません。
このシリーズは他の刑事モノとは違い、拳銃でのドンパチがない分、シナリオがとても良く出来ており、お話のファンが多い事でも有名です。(たぶん)
あと、刑事モノなのに勧善懲悪でない後味の悪さも人気の1つとして挙げられます。
例えばこんな話しがあります。
吉野刑事という熱血刑事が仕事で、入院中のおじいさんの警護を任されます。
何故警護をするのかと言うと、おじいさんの息子が犯罪者なので、もしかすると、その息子はおじいさんのお見舞いに来るかもしれないと思われるからです。
そして、おじいさんの警護をしていくうちに、吉野刑事とおじいさんはまるで親子のように仲良くなります。
親父を早くに亡くした吉野刑事も、本当の親父のように慕うようになります。
そんな親子のような関係になるまで仲良くなった吉野刑事ですが、そのおじいさんの息子を逮捕しちゃうワケですよ。
しかもその逮捕した息子は、おじいさんの病気も知ったこっちゃねえ!などなど、人間性においてもかなりの外道。
で、吉野刑事は病院に行き、その報告をおじいさんにするワケなんですが、今までの恵比須顔から一転、烈火の如く吉野刑事を罵倒します。
本当の息子は、どんな犯罪者でもカワイイと言わんばかりに。
ラストは吉野刑事がなんとも言い難い気持になりTHE・END
このように、毎回後味悪いです。
他にも登場する刑事達に、毎回いろんな拷問とも思える仕打ちを与えます。
「正義ってなんだ?」
「良かれと思ってやったのに!」
「あんな薄汚い奴が、この世でぬくぬくと暮らす世の中って何なんだ!?」
「金さえあれば何でも許される・・・俺達は無力だ!」
「権力の前では俺達は無力だ!」
みたいな話が盛りだくさん。
見た後数時間、
「オレがこの立場だったらどうするだろう・・・」
と、そのコトについていちいち考えてしまう濃さは少し迷惑ですが、結構おもしろいです。
で、そんな特捜最前線で、おもしろかったサブタイトルでも書いて終わります。
- 28話/恐喝・にせ女子大生日記
- 54話/ナーンチャッテおじさんがいた!
- 62話/ラジコン爆弾を背負った刑事!
- 64話/牛肉闇ルート殺人事件!
- 83話/凶悪のラブハンター!
- 86話/死んだ男の赤トンボ!
- 91話/交番ジャック・4人だけの忘年会!
- 94話/恐怖のテレホン・セックス魔!
- 96話/強奪・花のスーパー・ヤング!
- 115話/チリアーノ*1を歌う悪女!
- 152話/手配107・凧をあげる女!
- 154話/オルフェの歌った演歌!
- 158話/ニューミュージックを唄う刑事!
- 166話/それは、職務質問から始まった!
- 170話/ビーフシチューを売る刑事!
- 196話/蜜柑とマグロと白い粉!
- 219話/鉢植を抱えた17歳!
- 223話/ピラニアを飼う女たち!
- 224話/ネックレスをした老刑事!
- 225話/チワワをつれた犯罪者!
- 231話/十字路・ビラを配る女!
- 235話/少女売春・夢を掘る男!
- 246話/魔の職務質問!
- 256話/虫になった刑事!
- 281話/一人だけの暴走族!
- 297話/手配書を破る女!
- 322話/にっぽん縦断泥棒日記!
- 369話/兜町・コンピューターよ、演歌を歌え!
- 440話/結婚したい女・ハイミスOLの報復!
- 473話/原宿・ハウスマヌカン夢芝居!
- 474話/エアロビクス・コネクション!
- 485話/喪服のソープ嬢・1/30秒の殺人トリック!
いやー、長かったな・・・。
で、サブタイトルを一通り見て思ったのが、「〜の女!」と、老人と、窓際族と、レイプってのが異常に多いな。
私的に1番好きなサブタイトルは170話ビーフシチューを売る刑事!ですね。
しかし508話までやってたんだな。
DVD出たら欲しいなあ。
リクエストしたみんなのツボを知りたい。
以上。
追記:あとウルトラマンメビウスがおもしろい。
たぶん普通の人が見ても一切おもしろさが伝わらないと思うが。
マックスで達観したのか?