fujigelge2006-07-24

今回はボウケンブラックとボウケンシルバーがいがみ合うというお話でした。
いや、もう、そこかしこにベタなシーン満載でした。
「お前は生意気だ!」
「お前こそ生意気だ!」
みたいな感じでいがみ合ってるブラックとシルバーが、いろんな逆境をお互いの得意な能力でカバーし合って乗り越えるんですよ。
最後なんか崖から落ちそうなシルバーを、ブラックが手を差し伸べて引き上げるというリポビタンDみたいなコトになってました。
今回の脚本は、かぐや姫のプレシャスで、とても淡白なお話を書かれた大和屋暁氏です。
會川昇氏の暑苦しいぐらいにてんこ盛りな内容とは打って変わって、大和屋暁氏はメルヘンチックで淡白なお話が特徴です。
會川昇氏の考えるプレシャスが、人類が生み出した最強の動力エンジンみたいなのに対して、大和屋暁氏が出すプレシャスはかぐや姫の5つの宝物とか、一寸法師のうちでの小槌というメルヘンっぷりですよ。
子供にとっちゃ、かぐや姫とか一寸法師とか言われた方がそりゃピンと来るでしょう。
今回が、その一寸法師のうちでの小槌でして、非常に淡白な薄味でした。
で、昨日も書きましたが、特撮作品は、おもちゃを売るというのも考慮しながら脚本を書くんですが、その一方で予算のコトを考えるというスキルも必要とします。
今週のプレシャスうちでの小槌は、そう言う意味でとてもリーズナブルなネタでした。
なんせ新しい敵ロボットを出さずに、うちでの小槌で戦闘員を巨大化させるだけでOKですからね。


「これさえあれば、手間のかかるダイジャリュウやジャアクリュウをわざわざ生み出す必要も無い」

って敵のリュウオーンも絶賛してたくらいですよ。
やっぱ特撮っていいよね☆