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さあ、チャージマン研超展開３部作もいよいよラストです。
今までたくさんの感動をありがとう！
そして、これであなたも立派なチャージマン研上級者となれるのです。
この支配からの卒業です。
おめでとうございます！
では、早速感動の超展開をどうぞ。

チャージマン研超展開３部作その３：銀行ギャング キャロンが危ない！

冒頭でローラースケートで遊ぶキャロンを誘拐しようとする２人の男たちの魔の手が忍び寄ります。
しかし、男たちはキャロンを人質には捕らずに、
「もう少し様子を見よう」
とキャロンを泳がせます。
そこでいきなり銀行強盗が銀行を静かに襲撃するシーン。
こんな静かな襲撃シーンは初めて見ました。
そんな静かな銀行襲撃の現場に駆け付けた警察とドンパチを繰り広げる銀行強盗。
そこへチャー研登場。
流石、事件を嗅ぎつける嗅覚に定評のあるチャー研です。
そしてチャー研は銀行強盗と警察のドンパチに紛れて、ローラースケートの暴走を止められないキャロンも発見します。
暴走を止められないキャロンは銀行強盗の人質に捕られピンチ！
たった１人の妹が人質に捕られた研。
大ピンチです。
完全に銀行強盗が有利な状態です。
しかし、研にはチャージマン研に変装できる特殊能力があります。
友達ロボットのバリカンも
「研、早くギャングたちにチャージング・ゴーをやってよ！」
と言っています。
そうです、研はチャージマン研に変装してしまえば怖いモノなしです。
銀行強盗ごとき光線銃で１撃です。
しかし、研は
「いくら悪い奴等でも、人間にアルファガンは撃てないよ・・・」
と言います。
なんとチャー研の光線銃は、対ジュラル星人用であって、悪い奴を攻撃して良い武器ではなかったのです。
初めて明かされるチャー研の弱点。
もう妹を救うコトはできないのか？
このまま銀行強盗の悪行を見過ごすしかないのか？
そんなピンチの中、冒頭で現れた２人の男たちが銀行強盗の前に立ちはだかります。
「動くとこのガキの頭に風穴が開くぜ！」
そんな銀行強盗の脅しにも怯まない２人の男たち。
この男たちは一体誰なんだ？
そして、銀行強盗はこの男たちに銃を発砲します。
すると２人の男は銃弾を喰らいながら空高くジャンプし、まるでヒーローのように銀行強盗に向かってキック！
この男たちの活躍によって、銀行強盗たちは警察のお縄となります。
ホっとした研ですが、肝心のキャロンの姿が見当たりません。
研は警察官に
「あの・・・人質にされた女の子は？」
と訊くと、警察官は、
「知らんな」
の一言。
まったく冷たい警察官です。
そこで手錠に繋がれた銀行強盗の１人がこう言います。
「あの野郎たち３発は弾丸を喰らっているのに、血も出なかったぜ・・・」
それを聞いた瞬間研は、
「あ、」（じゃあ、あいつ等がジュラル星人だ。）
という、持前の受け入れ力でいきなり変装。
そのまま自家用戦闘機に乗ってジュラル星人を瞬殺し、妹キャロンを無事救出。
このお話は、この前紹介したハイジャックをやっつけろ！と同じ、無駄な第３者悪党シリーズです。
兎に角ジュラル星人は自分達の計画に忠実に動きます。
人質を奪うと決めたら、どういう状況であろうが銀行強盗から人質を奪うのです。
決して銀行強盗を利用しようとか考えません。
全編に通じて、どんなにマヌケな計画であろうと自分たちの計画は絶対に正しいと微塵も疑いません。
なんだったら、ハイジャックと銀行強盗の単純な計画の方が研にピンチを与えています。
むしろ、ジュラル星人のヌルイ計画の方が、チャー研にとって都合の良い状況に転んでいます。
良く悪党が、
「目的のタメなら手段を選ばない！」
とか言うのをテレビで聞いたりしますが、目的のタメに手段を決めて曲げない悪党は中々いるもんじゃないです。
そんな筋の通った悪党、ジュラル星人が私は大好きです。

視聴者にドキドキとハラハラを与えない超展開３部作如何だったでしょうか？
これにてチャージマン研の紹介は終了しますが、我々の心の中でチャー研はいつまでもで生き続けているのです。
ほら、空を見てごらんよ。
あれがジュラル星だよ☆
第３部完。