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今週は、レッドがゴールドの知的な戦いの真似をしようとゴールドに付きまとうんですが、結局のところ最後は人の真似をするより自分らしくいた方が良いというコトに気づくレッド、というお話でした。
こういうお話は戦隊ヒーローで良く見かける王道ストーリーなんですが、今週気になったのは悪の組織ガイアークの上司と部下の関係。
今週でヒラメキメデスがレッドにやられたんですけど、このヒラメキメデスと上司のヨゴシュタインの関係が非常に良い部下と上司の関係だったんで、なんかヒラメキメデスが倒されてちょっと淋しさすら感じてしまいました。
ヒラメキメデスってのは元々一介の科学者の身だったんですが、その切れる頭や発明の才能を上司であるヨゴシュタインに認められ、ヒラメキメデスは副大臣に任命されたんです。
そんで、ヒラメキメデスは自分の才能を認めてくれたヨゴシュタインに絶対の忠誠を誓ってたり、ヨゴシュタインもヒラメキメデスが作戦に失敗しても、
「あいつはやればできる子ナリ！」
と言って、チャンスを与えるんです。
こんな良い職場の人間関係、人間社会でも中々ないですよ。
目立たない部署で働いてる人間の才能を認めて、その上そいつを信じる悪の幹部ってスゲエな。
今までの悪の組織だったら、
「失敗は死をもって償え！」
だったのに。
これ見てヨゴシュタインの元で働きたいと思ったお父さん達いっぱいいたんじゃなかろうか？
しかも、他の幹部、ケガレシアやキタネイダスもアットホームなムードだし。
どこが汚れてて汚いんだ。
見てる限りムチャクチャ良い奴等じゃないか。
完全にお前ら名前負けしてるぞ。
こいつらって最後ゴーオンジャー達にやられてしまうんでしょうか？
そう思うとなんか切ない。
タイムボカンシリーズの逆転イッパツマンに出てきたムンムン・コスイネン・キョカンチンみたいに、シリーズ初の悪が勝つって回を１度でもいいから作って欲しいとすら思いました。
あと、私てっきりヒラメキメデスってガイアークに謀反を起こすキャラだとばっかり思ってました。
「自分は天才なのに上司がバカだからやってられん！！」
とか言って。
そんな実は良い奴だったヒラメキメデスに合掌。