そうか、もう君はいないのか

fujigelge2009-11-04

どうも、KOFスポーツチームの秒殺重戦車ブライアン・バトラーです。
ウソです、藤です。
何気に昨日の続きのような話なんですが、最近、昔読んだ漫画を読み返したくてしかたがない病にかかってます。
昨日は寝る前にブラックエンジェルズを読んでしまいました。
その前は漫画喫茶で空手バカ一代も読んだりしました。
話の展開が異常過ぎておもしろくてたまらん。
ブラックエンジェルズにはとんでもない悪党がたくさん出て来るんですが、女をシャブ漬けにしたり、レイプしたり、轢き逃げしたり、おばあちゃんに焼きゴテ当てたりと鬼畜プレイのオンパレード。
出て来る悪い奴が最近の漫画やゲームような「全てを無に還す」だの、「世界を闇に包む」などと言った大それた悪党ではなく、ただの犯罪者なり小悪党なんですよ。
そんな外道を主人公が殺しまくって1話終わるって
「ホントにこれ少年ジャンプに載ってたのか?」
と、久々に目を疑いましたよ。
まあ、後半超能力合戦になってジャンプらしいエクストリーム展開の末、打ち切りラストになるんですけどね。
あと、空バカでおもしろかったのが、主人公の大山倍達が愛弟子の有明省吾を事故で亡くし、悲しみやイラ立ちに打ち拉がれ飲み屋で憂さを晴らそうと出かけたところ、ナイフを持ったチンピラに絡まれ勢い余って空手でチンピラを殺してしまい裁判沙汰へ。
そこで正当防衛が成立し晴れて無罪になったにも関わらず、倍達は己の自制心の無さを悔み有罪にしてくれと頼みます。
そこへ殺されたチンピラの嫁と息子が現れ、2人に
「この人殺しーーーー!!!」
と散々罵られるんですが、無罪放免の倍達はこの親子に罪を償いたいと言い出し、そのままその親子の住む群馬の村へと赴き、この親子に奴隷同然に扱われるという群馬償い編がおもしろくておもしろくて。
この間、倍達は人を殺した空手を封印するのでバトルシーンは一切なし。
ただひたすら親子の奴隷となり健気に荒地を耕す倍達。
嫁と息子にいびられる倍達。
ショゲる倍達。
少女マンガの主人公のようなかわいそうな倍達。
そしてようやく3年後親子と和解する倍達。
やっと空手が出来る倍達。
確かにこの主人公ならこれぐらいしないと作品の説得力が欠けるので必要なシーンかもしれんが、こんな地味な展開コミックス1巻分くらい続けたら今の漫画雑誌ではアンケートに勝つコトは出来ん。
しかし私は今こういうのに飢えてるんです!!
今の世の中梶原が足らん!!
もっと梶原をオレにくれ!!
以上。