今週はメガゾードの転送はメタロイドをマーカーとして3キロの誤差で現れるコトが特命部の調べで判明する。
レッドは13年前の転送事故で行方不明になった人達の救出の希望を持っているが、司令官黒木は亜空間の生存者はゼロと判断。
そんなコトよりヴァグラスのシャットダウンに全力を注げと言われる。
そして3人はエネトロンタンクを襲うメタロイドのシャットダウンに駆け付けたが、メタロイドは囮で、その3キロ先のエネトロンタンクにメガゾードが転送される。
イエローとブルーはメタロイド、レッドはメガゾードと分断して戦闘し、両方の敵のシャットダウンに成功したが、レッドはメガゾードの攻撃によって死ぬかもしれない危ない戦闘だった。
黒木はヴァグラス基地を調べるタメにゴーバスターズを囮に使っていたコトを3人は知る。
死ぬかもしれなかったレッドの事を思い、憤慨したブルーは黒木を殴ろうとしたがレッドはその拳を止める。
レッドは黒木がこの作戦をそれほど本気で取り組んでいたのだと感じたからだった。





みたいなお話でした。
シリアス。
シリアス過ぎるぜゴーバスターズ!
メガゾード(巨大ロボ)はメタロイド(怪人)をマーカーとして、その3キロの誤差で転送されるというおもしろい設定が出て来ました。
そうですよ。
敵が巨大化せず、怪人とロボが分けられてる設定なんで、こういう分断された戦闘がゴーバスターではありえるというコトをこの回で視聴者に示したワケですよ。
今までの戦隊にはなかったこの緊張感。
「地球を守る」というのは今までのスーパー戦隊の目的としてありましたけど、ガチ度が今までと全然違いますね。
エヴァンゲリオンネルフのような緊張感がありますね。
ガイナックス的と言いましょうか。
ロボ戦にしても今回「エネルギー」ってのが出て来るんですよ。
今までの戦隊にないこの概念!
今までうやむやにして来た<巨大ロボのエネルギー>と言うモノが今回は出て来ます。
エネルギーが切れるとロボが動かなくなるという緊張感も追加ですよ。
そして、ロボでいうと、今回コクピットの操縦桿もしっかりしてます。
いろんなスイッチがあってモニターもあってちゃんと操縦してます。
ここ最近の戦隊のロボって魔神英雄伝ワタルの<龍神丸方式>で動いてたコトが多かったのに。
龍神丸方式とは、コクピットに剣が刺さっててそれに手をかざしたり握ったりして念を送ってロボを動かすみたいな直感的な操縦の仕方です。
今回それもやめたんですよね。
あと、3話まで来て未だに変身バンクがないのも珍しいです。
この分だと3人揃って
「レッドバスター!」
「ブルーバスター!」
イエローバスター!」
「ゴーバスターズ!」(バックで大爆発の演出)
っていう今までのお約束がないんじゃないか?って感じですね。
これはのちのち子供に人気がなくてテコ入れでいずれやるかもしれませんが、出来るならこのままずっとこのやり方で貫き通して欲しい!
しかし、今まで数多のヒーローがこういう新しい試みをしてきてテコ入れをされ、結局今までのパターンに落ち着くという目に遭ってきました。
仮面ライダーXでは今までの
「変身!」
という掛け声をやめ
「セタップ!」(セットアップ)
という掛け声に変更し、新機軸を打ちたてようとましたが、いつの間にか今までのコトはなかったかのように
「変身!」
という掛け声に戻っていたりしました。
その新機軸を打ちたてようとしたのがこの前お亡くなりになられた脚本家の市川森一氏でしたね。
そういう意味でもがんばれゴーバスターズ!
視聴者と戦え!
小林靖子
以上。