最終回

fujigelge2013-02-26

いやー、ゴーバスターズ終わりましたね。
もう随分前の話ですけど。
中盤で敵ボスであるメサイヤを倒し
「え!?このタイミングでラスボス倒すの!?」
というまさかの展開で、これからどうして行くのかと思いましたが、最終回は熱ーい展開で文句なしでしたね。
あまりにも変則的な話の構成だったんで見てるこっちはちょっとテンションの合わせ方に戸惑いましたよ。
結果的にはやっぱり流石小林靖子って感じでした。
メサイヤを倒した後半、メサイヤは13枚のバックアップカードとなって各地にちらばり、12枚のカードを破壊したと思ったら最後のカードはエンターがレッドバスターの体内にバックアップカードを入れていたというね。
つまり、中盤のメサイヤを倒すにはレッドバスターの両親とイエローバスターの母親を殺さないといけなかったというジレンマが、後半レッドバスターを殺さないとメサイヤも消えないというジレンマに陥るワケですよ。
究極の選択に二度迫られるっていうキツい展開。
結局、レッドバスターの体内にあるメサイヤのバックアップカードを陣マサトの本体に転送し、陣マサトはメサイヤと共に消滅する道を選ぶんですよね。
戦隊ヒーローで仲間に死者が出るというのは珍しいです。
でもまあ、陣マサトの死亡フラグはかなり前から伏線としてありましたからね。
死者と言っても視聴者の子供と一緒に見てるお父さんお母さん方にはクレームが上手く出せないような殺し方でしたね。
なんせ、メサイヤのバックアップデータと陣マサトのデータ化した体が一緒に消滅するって言う、ボーっと見てたらアレが死んだのか死んでないのかわからない描写でしたから。
血も出てませんし。
これは良いアイデアですよ。
この前アイアンリーガーの話でも書きましたが、<血さえ出なければ何やっても良い>みたいなコトですからね。
極端なコト言うと。
なので、人の生き死になどのシリアスな話の表現もSF的な見せ方で規制とかもどうとでも出来るのかもしれません。
小林靖子が得意の難しい言葉で煙に巻くテクニックですよ。
いや、煙に巻くというか、ちゃんとした整合性を保ちながら話は進んで行くけどボーっと見てる視聴者だけ肝心なトコを見失わせるんで結果的に煙に巻いてるように見えるだけなんですけど。
富野由悠季なら
「そんな殺し方ヌルい!!もっと残酷の描写にしないと生と死をちゃんと表現したコトにならない!!」
とか言いそうですけど。
その他にもやっぱり前にも書きましたが、敵キャラのエンターというキャラの悲しさも良く描けてたと思うし、トータルおもしろかったですよ。
レッドバスターとイエローバスターとブルーバスターのキャラは地味でしたけど。
特にイエローバスターのキャラをもっと情緒不安定にしても良かったのかな?とか思いました。
多感な少女ですし。
もっと他のメンバーを引っかき回せたような気がするんですよね。
まあ、そんなアイデア私一つも浮かびませんけど。
そんなこんなで一年間おもしろかったです。
引き続き獣電戦隊キョウリュウジャー見てます。
何か気になるコトがあったら何か書くかも。
以上。