運命のヒト

fujigelge2004-08-04

突然だが、私<運命>って言うのを信じている人間だ。
信じているっていうか<ある>と思っている。
私が出会う人とか音楽とか映画とかテレビ番組だとか本とかそういう全般的な出会いは<運命>の巡り合わせだと思っている。
私はなにかしらの<シンパシー>みたいなのを感じるとその虜になるコトがある。みんなそういうコトってあるでしょ?その出会いで人生変わりそうなコトになったり、考え方変わったり、実際変わったり。で、私は自分が考えてた未来より悪くなったりしてもそれは<運命>だと割り切ってあまり自分のやったコトに後悔しないタイプだ。
「そういう運命だったんだ」
っていう風に。(日記のタイトル後悔日誌だけど)
今ココにいる私は<選択>と<出会い>で成り立っていて、これから先もイロイロ<選択>したり誰かに<出会う>んだろうなあなんて漠然と思っている。それが<苦渋の選択>だろうが<私を不幸にする人>と出会おうが<やむを得ない別れ>が来てもそれを受け入れる用意は常にしているつもりだ。
しかし、出会いや別れ不幸や幸福は突然やってくるコトが大半かもしれない。こっちが用意するより突然に。
とまあ、それは私の人生に爪痕を残すような場合のコトなんだが、たまに
「この出会いってなんか意味あんのか?」
みたいなコトがたまにある。
例えばこんなコトがあった。
私が終電ギリギリで家に帰る時、最終電車は私の降りる5駅ほど手前で電車は一切なくなってしまうのだ。そんなトキ私はタクシーで家に帰る。で、2日続けて終電のやっかいになったトキがあって、またタクシーに乗らないといけない状態になった。その駅は終電を見込んでタクシー乗り場にはたくさんのタクシーが停まっている。だからタクシーに乗るにはかなり並ばないといけない。まあ当然だが。で、長い間待ってタクシー乗り込んだら昨日乗ったタクシーの運ちゃんとまったく一緒。でも私は内心
「まさかこんな一杯のタクシーの中で同じ運ちゃんに出くわすかいな。たぶん似てる人やな」
なんて思ってた。乗ってる間その運ちゃんに何度も
「昨日僕のコト乗せませんでした?」
って訊こうと思ったけど<訊いてどうというコトでもないな>と思って訊かなかった。そんで、道も中盤に差し掛かったトコでその運ちゃん
「あの、昨日も乗せませんでしたっけ?」
って言ってきた。で私思わず
「ああ!!やっぱり!!なんか似てると思ったんですよ!!スゴイ偶然ですよねぇ!!」
って言ったっきり家帰るまで車内<無言>。
どっちかが<女>だったら<恋>におちてるかもしれないシチュエーション。しかし悲しいかな両方<おっさん>。この運命に近い出会いもグダグダに終わる。
で、こんなコトもある。
私が利用いている理容店(シャレじゃないぞ)の店主の奥さんにも良く会う。もう、どうしたらいいの?っていうくらい良く会う。なんも話すコトないからこっちが気づいたトキは<隠れる>ぐらいだ。今日も会ったよ・・・
一体この出会いになんの意味があるんだ?って思う。こんな偶然の出会いをこの人に使うの<もったいない>と良く思う。
「おお!!!久しぶり!!!何してたん!!?どっか食いに行く?」
みたいな出会いってまったくないのに。(って言いながらそんな社交的なコト言う人間でもないクセに)
なんなんだろ?このおばちゃん私の運命の人なの?