死して屍拾う者無し

fujigelge2004-08-06

最近なんかダラダラしてる。イカン。もう完全に夏バテモードだ。たいして外にも出てないクセに。
「夏バテだからってダラダラ過ごすなんて・・・藤くんのいくじなし!」
            パン!(眼鏡っ子に殴られる)
「ご・・・ごめん・・・」(2秒で改心)
ダメだ!こんなコトでは!なんか自分を奮い立たせる起爆剤を打ち込まなければ!!どんどん悪い方向に行ってしまう!
というコトで昨日から<マカロニ・ウエスタンベストセレクション>のCD聞いている。
私ウエスタン大好きっ子だ。<マカロニ・ウエスタン>とかっていいな。<クリント・イーストウッド>なんかもう勃起モンですよ。やっぱ<一匹狼>っていいね。見ててシビレル。でもあんまり映画とかって観てなくて、<ウエスタンのテーマ曲>が好きだ。
なんか曲聞いて勝手なストーリーをイメージしている。実際大げさな曲多いからイメージしやすいっていうのもあるかもしれない。簡単に言うと<孤独>と<無念>と<復讐>みたいなイメージ。
曲のタイトルも非常にイカス。
<さすらいの口笛>
<荒野の用心棒>
夕陽のガンマン
<復讐のバラード>
<奴らを高く吊るせ>
<さすらいの一匹狼>
怒りの荒野
<裏切りの荒野>
<ガン・クレイジー
<皆殺し無頼>
うーん。いい。
聞いてるだけでなにかに立ち向かうパワーが沸いてくる。
「何もかも全部ぶっ壊してやるぜ」
みたいな。
中でもやっぱり<エンニオ・モリコーネ>。やっぱりウエスタンと言えばこの人だ。この前やってた<キルビル2>にも名曲<ジャガー>が使われててシビレタ。もうそんだけで<タランティーノ>に忠義を誓いそうになった。<キルビル1>の方も<映画版:子連れ狼>の血しぶき吹き上げる演出使ってたし。(本人がオマージュで使ったって言ってたから間違いはない)
私この<子連れ狼>も大好きなのですよ。<拝一刀>・・・聞いただけで勃起するね。(私はホモじゃないぞ)簡単に言うと、追っ手から逃れ刺客をしながら旅に出る子連れの一匹狼の話。いいね。この設定だけでグッとくる。
あと私がこの作品のエピソードで一番好きなのがある。それは、拝一刀(主人公ね)が何故追っ手に追われるようになったか?っていうエピソード。これも多少うろ覚えだけど、ちょっと書いてみようと思う。

拝の仕事は切腹した人の首を斬る<公儀介錯人>だ。ある日そんな拝は、ある<組織>による<陰謀>によって裏切られ、一族を皆殺しにされるコトになる。
そして拝の住む家にその男達によって火を放たれるのだ。もちろん外には敵が待っている。拝はこの卑劣な組織に<復讐>するコトを誓う。しかし、戦えばまだ幼い<息子>もその戦いに巻き込むコトになってしまう。拝はその火中の中大いに迷う。そこで拝はある事を思いつく。それは息子<大五郎>を巻き込みこの組織と戦うか、それとも足手まといになる息子をこの場で<殺してしまう>かを幼い息子<大五郎>に<選ばせる>というとんでもない事だった。
そして拝は息子の目の前に<マリ>と<刀>を置く。もし<マリ>を選んだのなら、いっそのことその組織に殺された母の元へなんの痛みもなく送ってやろうと思った。しかし、もし<刀>を選んだのなら、その相手と死ぬまで戦う<復讐>という<冥府魔道>の道を行く覚悟も同時に決めたのだ。
しかし、幼い<大五郎>はやはり<刀>より<マリ>の方に進んで行く。拝はその時<大五郎>を殺す覚悟を決める。それもしかたが無いと思った。
しかし、一瞬、<日の光>か<火の明かり>が刀に反射する。その光が<大五郎>の目に飛び込んだ。<大五郎>は<マリ>に進んだ足を刀の方へと歩みを変える。そして<大五郎>は<刀>をつかんだ。
拝は泣きながら息子に飛びつき
「大五郎!!大五郎!!やはりお前は武士の子!!<冥府魔道>を父と行くと言うのだな!!?」
と言って大五郎を背負いながら、待ち構えていた敵を怒りのままナマス斬りにし、自分の一族を皆殺しにされた組織への<復讐>の旅に出るのである。
名刀<胴太貫>で追っ手を斬りながら・・・

っていう話。
なんも知らんガキにそんな<苦渋の選択>させる拝一刀もどうかと思うが、とてもシビレルいいシーンだ。後にこの大五郎の乗った乳母車<槍>が仕込まれたり<マシンガン>が出たり<防弾>で出来てたりと、とんでもない<ウエポン>へと化していく様を見て
「それはどうだろう・・・」
とか思ったけど好きだな。うん。
あと<木枯らし紋次郎>もいいな。<岩城晃一>が昔リメイクでこの作品やってたけどあまりの視聴率の悪さで速攻打ち切りになったのとか覚えてる。まあそれもしょうがない出来だったと思うけど。
長々書いたが、他力本願ではない無双の男ってのはかっこいいもんだ。憧れちゃう。もう<ジュン>ってきちゃう。
うふ。