しかしまあなんですねぇ〜(桂小枝)

fujigelge2004-09-11

今日テレビで<タカラのこえだちゃんの木のおうち>がリニューアル発売されるというのをやっていた。
いきなり何言ってんだ?って感じの人にこの<こえだちゃんの木のおうち>って何かと言うのを説明しよう。
昔<タカラ>から発売された女の子用のおもちゃのコトなんですよ。(説明終わり)
もっとちゃんと説明すると、タカラのオリジナル・キャラ<こえだちゃん>って言う小さな人形の住む木のお家があって、そのお家はいろんな仕掛けがあり、その仕掛けを使って<こえだちゃん>で遊ぶっていうおもちゃのコトだ。
それがパワーアップして蘇ったのだ。
何を隠そう私もこのおもちゃで良く遊んだ1人でもあるのだ。いやあ。懐かしい。
遊んだって言っても、コレ<女の子用>のおもちゃだから私が持っていたと言うコトじゃなくって、当時仲が良かった私の<女の子>の友達の家で良く遊んだのだ。
その子はKちゃんと言っておこう。そのKちゃんの持っていた<こえだちゃんの木のおうち>が私はずいぶん気に入って良く遊んでいたものだ。
今日はそれにまつわる思い出をちょっと書いてみようかな〜なんて思っちゃったりなんかして。(広川太一郎


私は幼稚園に通っているくらいのトキ、KちゃんとYちゃんという女の子と良く遊んでいた。私を含めた3人はKちゃんのところで遊ぶコトが多かった。
そのKちゃんの家にあった<こえだちゃんの木のおうち>が大好きだった私は1人でそのおもちゃで遊んでて、他の2人を時々無視をしながら遊ぶほどそれに夢中だった。
ある日KちゃんとYちゃんは<白雪姫>ごっこをしよう!といい始め、2人で勝手にお芝居を始めたのである。
男は私1人だったので<王子様>という役割を与えられたのだけど、王子様は物語の最後しか出て来ないので、結局私はそのお芝居が終わるまで1人で遊ぶコトとなった。
で、主役となる<白雪姫>だが、その役はYちゃんのゴリ押しによってYちゃんに決定する。
このYちゃんだが、カワイイんだけどかなり気が強く、押しが強い。ハッキリ言って<わがまま>なのだ。しばしばこの3人で喧嘩になったりするんだけど、だいたいこの<Yちゃんのわがまま>が原因って言うくらい。
Kちゃんも私もちょっと<ウザい>って思ってる子だった。
この白雪姫の主役もこの<わがまま>で勝ち取ったみたいでKちゃんはふて腐れながらやっていた。でも次はKちゃんが白雪姫って言う条件付きだった。
それでその芝居は続けられたんだけど、私は相変わらず<こえだちゃん>で1人で遊んでいた。
そうこうしてるうちに最後の<王子様>である私が登場するシーンに入ったらしい。2人の指示により、私は寝転がっているYちゃんに<キス>をするのよと言われる。
私は絶対に嫌だと言ったが猛烈にそれに反論する2人。とうとう私も折れてしまい、キスをするコトを承諾。
私はYちゃんの口の前で「チュっ」と言い
「これでええやろ?」
と言うとYちゃんは怒る。
「そんなんアカンの!ほんまにやらな!」
と言ってリテイクを求める。
幼かったとは言え、女の子にホントに<チュー>するなんてヤバイコトだと思っていた私はそれなら王子様の役を降りると怒った。
しかし、この<Yちゃんのわがまま>は半端ではない。かなりダダをこね始める。結局KちゃんもYちゃんの言うコトに賛成らしく、私は2人の言うコトを聞きキスをするはめになった。
そんなのたいしたコトでもないだろうと思っていた私だったけど、いざ女の子にチューする瞬間は<かなりドキドキ>したのを今でも覚えている。
コレが私のファースト・キス
この<こえだちゃんの木のおうち>見たらそういうのを思い出した。
こんな話したら<美談>っぽいが、この話は<オチ>がある。
それはコノ<Yちゃん>ちょっと前にやってた<2時ドキ!>って言う番組の1コーナー<ピーコのファッション生バトル>に<素人参加>してたのよ!
最初<同姓同名>かな?って思ったけど、どう見ても面影があって本人だと分かった。
スゲー綺麗になってて、いかにも
「私ブランド品大好き」
って言う<オーラ>出しまくってたよ・・・。
もう今も<わがままなお姫様全開>っていう感じだったな。それ見て
「巨大な運命の歯車は確実に回っている・・・」
と実感したモンだ。
Kちゃんも早いうちに結婚したって言うし。
いやー。良い思い出なんだかどうなんだか・・・・。