鋼鉄の処女

fujigelge2004-09-13

なんかコノ前NHKで<クイズ・ソナチアン>っつー番組やってたな。いやー、やるね。NHK
<ソナチアン>って何かって言うと、あの<冬のソナタ>にハマっている人のコトをそう言うんっすよ奥さん。まあ言ってみれば、<スター・トレック>のマニアを<トレッカー>とか、<ハルク・ホーガン>のマニアを<ハルカ・マニア>って言うのと同じようなモンですわ。
で、この<クイズ・ソナチアン>ってどんな内容かと言うと、タイトル通り。<冬のソナタカルトQ>って感じ。
で、出場者って言うか回答者は会場にいるお客さん<全員>なのよ。そんでおのおの<赤・青・黄>のパネル持って3択クイズに答えるんですよ。
まあ出題される問題とかは、私この冬のソナタって見たコトないから良く知らないんで、全然見てて楽しくは無かったんだけど、そこに来てた<おばちゃん>に興味あって見てたのよ。
で、なんでそんなのに興味あるかって言うと、コノ番組を見て<おばちゃんのオタク化>がどこまで進んでいるのかどうかが見たかったのだ。
この会場にいる人達の何人かって長い間<真人間>として生きてきて、突如<オタク>の道に踏み入れた人っているはずだと思うと、もう興味津々。しかもこの人達はたぶん自分が<オタクの道>に<踏み入れているコトすら自覚していない>人達だ。
例えば普段自分の息子が
「黄萌え〜・・・でもピンクも萌え〜・・・」
って言いながら日曜の朝から<30>にもなって<特捜戦隊デカレンジャー>を見てたらこの人達はそれは<ガッカリ>するはずだ。
しかし今は<いい年こいて>と<ガッカリされる側>に回っているのだ。素晴らしいじゃないか!<親子でガッカリし合う>なんて!!まさに<この醜くも美しい世界>って感じだ。
そこでこの<おばちゃん達>はこう反論するだろう。
「あんなマンガと<冬ソナ>を一緒にしないで!!!」(おばちゃんはこういうモノを<マンガ>で1括りにする)
と。
それはまるで<モーヲタ>と<ジャニヲタ>の罵り合いのようだ。どっちも<キモい>なんて両者微塵も感じてないんだろうな。でも<男>の方がその辺自覚症状あると思うからまだいいかもしんないけど。女は気づいてないもんな。まさか自分がキモいなんて。
しかもおばちゃんだからよけいそんなコト思ってないんだろう。
んで、コノ番組なんだけどなかなか<コア>な問題出んのよ。
「このシーンに流れる音楽はなんて言う曲?」
とか
「このシーンでヨン様が振り向いた時に窓には何が映っている?」
とか
ヨン様はこの作品で何回泣いた?」
とか、結構ガチンコな質問一杯出題されてたよ。でもおばちゃんだからそういう<ディテール的>な問題って苦手みたい。たぶん問題作ってる人は
「オタクだからこのくらいすぐ分かるだろ?」
って思ってたんじゃないかなあ?でもわりと結構振り落とされんのよ。コレ見てまだまだオタク化は進んでいないんだなと思う。
しかし、やはり<連勝>する猛者もココには当然いるワケだ。そのおばちゃん達を最後に舞台に上げて決勝戦したんだけど、あっさり決着は着く。
そこでアナウンサーがインタビュー。
「いやあ!やりましたね。あなたが真のソナチアンですよ!!」
で、おばちゃん恥ずかしそうにこう言うの。
「私なんてまだまだ<4月組>ですから」
つまり<再放送組み>って言うコトなのかね?あくまで<偶然>を装っていたけど<よっぽど見てた>と私は見たんだが。なんかおばちゃんってそう言うコミュニティー大事にするとこあるから<自分が1番>って言うのが<周りの人に悪い>っていう仕草がひしひしと伝わる受け答え。なんか得意満面っていう感じじゃなかったのが印象的。ホントのオタクだったら<まあ余裕っすよ>っていう小憎らしい顔してる場面じゃない?違う?
そんで優勝者に冬のソナタの監督のサイン入りの作り物の<雪だるま(なんかそういう良いシーンがあるアイテムみたい)>を貰ってこのコーナーは終わり。最後は監督と脚本家とかも来て裏話絡めたトークショー
で、思ったのが
「<キモヲタの道>はまだ遠いな。」
って感想。
がんばれ!!おばちゃん!!!