第二夜

こんな夢を見た。

今日はまた＜家に泥棒が入る＞夢を見た。
２人組みの男が屋根伝いに侵入してくる夢。
私は良く家に泥棒が忍び込んだり、＜強盗に襲われる＞夢を見る。
こういうの夢判断じゃどういうコトになるんだろ？確かに私は＜泥棒＞や＜強盗＞に襲われるのは恐怖だ。
まあ誰でもそうか？
で、たいがい展開としては、コノ男達と闘うハメになる。起きたあと凄まじい疲労感に襲われる。
コレが＜幽霊＞とかそういうのに襲われる類の夢だったらそんなに怖くないんだけど、こいつらはあり得るから嫌なのよ。
私普段からそういう＜頭のおかしい奴＞ってのには敏感なタイプだ。
だからなるべく＜バカそうな風貌（ヤンキーっぽい奴）＞してる奴とか見るからに＜頭がイっちゃってそうな人間＞とか＜バカそうな女＞には近づかないようにしている。
どんなトバッチリに会うか分からないからな。
もう見つけたらそそくさ離れて行く。
そういう奴の対処としては、電車乗るトキとかなるべく＜ホームの線路側の方に立たない様にする＞とかそんな感じ。
いつバカに突き落とされるかわかんないし。
ちょっとした＜ゴルゴ１３＞だ。
しかし、家に入られるって言うのはどうしようもない。無視できないからな。
さっきも言ったけど、私幽霊なんか家に居ようが別にどってコトないタイプ。
居たとしても無視すりゃいいじゃんって思わない？実体無いんだからなんにも出来ないでしょ？
＜ラップ現象＞とかそんなの無視すりゃいいじゃんって感じ。
「ピシッ・・・・ピシッ・・・・」
って言うからって何だっつーの？映画の＜ポルターガイスト＞とか迷惑だけどな。
あんな無茶苦茶されたら部屋片付けるの大変そうだし。
で、昔１度私の家の部屋の窓から不審な影が見えて大変な事になりそうになったコトがあった。
あれは私が高校の時。両親が留守で、私は３階にある自分の部屋で大音量で音楽を聴いているトキだった。
確か聴いてたのは＜ジューダス・プリースト＞だったと思う。バキバキのヘビーメタルだ。
それを聴きながらイライラした気持ちを更にイライラさせていたトキ、窓の方から妙な音が聞こえた。
「ゴン・・・・・ゴン・・・・」
と。
私の部屋は３階の部屋だが、部屋にはあるルートを伝って行くと入れる場所にあるのだ。
で、そのトキ私泥棒か強盗だと思って、机の上にあった＜鉄の棒＞を手に取り（何でそんなの持ってんだ？）戦闘態勢に入った。
ちょうど＜メタル＞聴いていた最中だったんでこっちはもう＜殺る気＞満々。
何だったら正当防衛で人殴れるぐらいに思ってテンションは最高潮。今度向こうがもう１度
「ゴン・・・ゴン・・・」
ってやったら窓開けておもいっきり屠（ほふ）ってやろうと思い、窓の死角側にスタンバイ。
そして次の戦いのゴングに備えた。すると、奴は
「ゴンゴン・・・・」
来た。
もうこの気持ちは止まらない。
ゆっくり窓のロックを外し、
「ガラッッ！！！！！ピシャッ！！！！」
と、思いっきり窓を開けて＜鉄の棒＞を振りかぶった瞬間！
窓に居たのは＜私の友達Y君＞・・・・。
恐怖におののく私の友達Y君・・・・。
＜鬼の形相＞の私・・・・。
気マズイ２人・・・・。
それからY君を部屋に上げ、何であんなトコから侵入したのかと聞いたら、
「いや・・・・遊びに行こうと思って何回も電話したし家のベル鳴らしても出てけえへんかったから、前に不治が家に鍵掛かってるトキに部屋に入ったルートつたって来てん・・・・・」
っておいおい・・・・・そういうトキは＜諦めろ＞よ・・・。それ誰が考えてもお前＜怪しい男＞だぞ・・・・Y・・・・。つまり私が大音量で音楽聴いてたからその＜音＞に気づかなかったってコトなんだけど、奴も奴だ・・・。
結局Y君と私その日ずっと険悪なムード。
こっちも気遣って、向こうも気遣って＜盛り上がらない盛り上がらない＞。
そりゃそうだ。
泥棒と強盗のみなさん。私の家に入らないで下さい。
もう！！私怖かったんだからあ！！ほら！！足見て！！まだ震えてる・・・・。