アシュラ面<悲しみ>

fujigelge2004-10-04

愛する者を失った男の目にエメラルドグリーンの海が映る。
やつの思い出は海と同じ色をした瞳の奥に沈んでゆく。
決して見せるコトのなかったブルーの翳りの中にやつの悲しさ、優しさが流れ落ちる。
夕日が海に落ち、全ての波間を琥珀色に変える時、やつは思い出を捨てた。
赤い大円を背に豹のように走り出す。
振り返るやつの瞳の中には、すでに殺人者の黄金の光がきらめいている。
でお馴染みの藤です。(因みにちょいちょい使っているコノ手の枕はマンガの<愛蔵版コブラ>に書いてある4ページ目の<キザなオープニング>からパクっています。一応<自分で考えてない>と言うのを言っておこうと思いまして。)


えー。今日はちょっとショックなコトがありました。それは、私が大好きだった服のブランド<アシュラ>のステロタイププロダクトデザイナー<山田大補>(デザイン集団ステロタイププロダクトのアートディレクターだった方)が2003年8月24日、心筋梗塞のため30歳の若さで亡くなったと言うのを知ったからであります。
そう、<今頃>知りました。
うーん。氏のデザインは大好きだったのに・・・・。で、どんな感じのデザインかと言うと<テクノ>っぽいサイバーな感じっつーの?安っぽく言うと。なんか独特な世界観で私も何枚か持ってます。
私が20代前半の頃は良く着てたんだが、この歳になってからはあまり着なくなったんだけど。理由としてはまあ<いい年した人間が着るには少し派手すぎる>と言うモノです。
それにちょっと値段も<お高い>し。でも未だに着るコトもあるけどな。
しかし初めて見たトキはかなり参ったなあ。カッコ良くって。なんて言うか、<カッコイイ秋葉原>って感じで。ううーん。惜しい人が亡くなったもんだ。だから事実上この人のデザインした服はもう出ないってコトですよ。そんなコトならもうちょっと買っときゃ良かったなあ。金に糸目つけずに。
嗚呼・・・・クドイようだが惜しい人が亡くなったもんだ。
合掌。