悲しみの青

fujigelge2004-11-01

昨日は<ニューウェーヴの夜>に行ってきました。ハロウィンっつーコトもあって仮装のみなさんもちらほら。みなさんなかなか似合っておりました。
しかし、私はちょっと具合が悪くなってきて、明日仕事のあるミニ氏と一緒に早めに帰っちゃったのでした。すぐ家帰ってバタンキュウって感じでしたな。なに気に寝不足だったし。
しかし昨日はデカレンえらいコトになってたな。もう度肝抜かれたよ。なんせ<おもちゃに絡む行為>が一切出てこなかったもんな。<おもちゃに絡む行為>って何かって言うと<ロボット戦も戦闘シーンもまったく出なかった>ってコトですよ。終始<シリアスな暗い展開オンリー>って感じ。たぶん特ヲタの中で震撼が走った話だったんじゃなかろうか?
ではそのあらすじを。
いきなり冒頭でエイリアンによる殺人シーンで話は始まった。
一方その頃<デカブルー>は特別指定凶悪犯罪対策捜査官(略して“特キョウ”)と言う部署の昇進試験を控えていた。<特キョウ>とは今いる部署より上の部署、つまりエリートの証である部署だ。
その試験もうまくいったようで浮かれる<デカブルー>。その報告をデカブルーはとある<高級クラブでギターで歌を歌う>彼女のところへ報告しに行く。この彼女というのは<マイク星人>と言う宇宙人で名を<テレサ>と言う。
テレサにぞっこんの様子のデカブルーテレサもまんざらではなく良い雰囲気の2人。しかし彼女の弟<クロード>はデカブルーのコトを何故か良く思っていない様子。
そしてまた事件発生。今回の事件は連続殺人事件で<若い女性の特定の栄養素が奪われ>次々と殺されているのだ。そしてこの事件の解決がデカブルーの<特キョウ最終試験>だと上層部は告げる。そしてその被疑者は<マイク星人の男性>だと解かった。それを聞きはっとするデカブルー
早速そのコトについての重要参考人としてテレサの弟<クロード>に会うデカブルー。そこで衝撃の事実を弟から聞かされる。
姉は両親のいない弟の為にある鉱山惑星でムリして働き、そこで不治の病にかかり、姉の命はこのままいくとあと僅か。しゃにむに勉強して異例の早さで医者になった弟はその病について調べたところ、地球の若い女性にある<特定の栄養素>を与えなければ姉テレサは確実に死ぬと言う。そうデカブルーに涙ながらに告げ立ち去るクロード。
血の気が引くデカブルー
そしてクロードは新たな若い女性を見つけ殺害しようとする。その現場に現れたデカブルー。そのデカブルーに弟クロードは言う
「俺がやらなきゃ姉さんは死ぬんだ!!あんたは姉さんが死んでもいいのか!!!あんたは姉さんを愛していたんじゃなかったのか!!!」
銃を突きつけ、真っ直ぐクロードを見つめながらデカブルーは言う
「愛している・・・だが俺は刑事なんだ」
その言葉を聞き、悲しみのうちにそのまま若い女性を殺害しに走り去るクロード。追いかけるデカブルー
そしてクロードは若い女性をその手にかけようとしたそのトキ。
「バキューン・・・」
クロードに向かい銃を発砲。
一方、テレサは雨の中仕事に向かう途中人だかりに出会う。そこには銃で撃たれ死んでいるクロードがいた。
そしてその傍に、雨に濡れ悲しみ立ち尽くすデカブルーの姿が。弟を抱き泣き咽ぶテレサ
その事件以来テレサは行方不明になったと聞く。そして昇進試験合格になったものの辞退をしたデカブルー
数日後、彼はクロードの墓参りをしに墓前へ向かう。そこで<尼>になったテレサに出会った。
だが彼と彼女は無言のまますれ違い、お互い振り返るコトはなかった。
彼の目には、うっすら涙が浮かんでいたのだけれど・・・。
って言う話。
救いの無い話だ。今回ある意味スタッフ<本気>だったなあ。かなり<渋い演出>もふんだんに使ってたし。中でも彼女の家の前でクロードが事件を起こしたと言う報告を<SPライセンス(ケイタイや変身に使うアイテム)>で聞いたデカブルーが、悲しげに<フォンモード>の設定を<チェンジモード>に変えたシーンとか白眉だったな。(戦うと言う意思表示の意味)
たぶんこの話戦隊シリーズを語る上で外せない話になったんじゃなかろうか?(いつ語るんだ?)
いやー。それぐらいこのシリーズ力が入ってるんだなあなんて思いましたよ。
ビバ!!特捜戦隊デカレンジャー!!!