癒し系悪の組織ダーク

まずコノ作品の見所として挙げたいのは<悪の組織ダークのドン臭さ>に尽きる。
もうマジでドン臭い。
キカイダーをおびき寄せる為に<ダークロボット>と言う謂わば<怪人>みたいな奴が<ミツ子>と<マサル>をやたらさらうのだが、ことごとくキカイダーに返り討ちにされ失敗に終わる。
これくらいのコトはまあよくあるコトだ。
でも、ミツコとマサルをさらうワリには、ダークロボットには<変身能力>があったりするのだ。
「だったら最初っから<ミツ子>か<マサル>に変身しておびき出しゃいいじゃん・・・・」
ってこいつらにアドバイスしてあげたいぐらいだ。
で、そんなドン臭いダークロボットなんだが、私以上にこの怪人達のドン臭さに腹を立てている人物が、ダークを率いるボス<プロフェッサー・ギル>である。
やたらダークロボットを<怒る>のだ。
<逆鱗に触れ制裁を加える>
って言う感じじゃなくて
<怒る>のだ。
「このバカモノめ!!!」
って感じで。
で当の怪人も
「も・・・申し訳ありません!!!」
って感じで謝る。
なんかこのやり取りが妙にカワイイ。
最初はドン臭いなあ・・・と思って見ているのだが、だんだんこの組織に愛着が沸いてくる。
あとダークのもう1つの魅力はダークロボットのデザインにある。
体中にやたら<トゲ>やら<牙>などが付いてるのだが、どう見てもカワイイ。
「ウガーーーーーー!!!」
とか言うけどカワイイ。
私が特に気に入っているダークロボットは<ブルスコング>だ。
上の画像に貼っている青い奴。
この画像では動いていないのでよく分からないと思うが、顔がどう見ても<中川いさみが描いた怖い熊>にしか見えない。
特に目がカワイイのなんの。
こいつのヌイグルミとかマジで欲しくなった。
そしてもう1つのダークの魅力は<プロフェッサー・ギル>の抜け具合である。
それは第19話<大魔神ギンガメが三怪物を呼ぶ>と言う回で、ギルが今まで倒されてきた怪人達を復活させた時のコトである。
そもそも怪人復活ネタは特撮ヒーローの中ではよくあるネタだ。その蘇った怪人達をヒーローともう一度戦わせ、1人の怪人でも苦戦してきたヒーローが、まるでザコの戦闘員を倒すように怪人全員を倒し、今までより主人公が更にパワーアップしたと言うのを視覚的に見せるトキに使われるネタである。
あと最終回らへんに入るとそんな展開になる。
しかし<ギル>は少し違った。
ギルは復活したダークロボットをキカイダーと戦わせるのではなく、新しく作った亀の姿をしたダークロボット<ギンガメの破壊力を試す為に>こいつらと戦わせるのだ。
ギル曰く
「この蘇ったダーク破壊部隊は今までの<3倍>の力をつけておる。だがギンガメよ。お前には今までの<5倍>の力が備わっておるのだ!行け!!ギンガメよ!!見事こいつらを倒してみるがよい!!」
といって蘇らせたダークロボットと戦わせるのである。
「わはははは!!!やれ!!やれえ!!!」
と言って楽しむギル。
いや、ワザワザ<3倍>にして蘇らせたんだからそいつ等全員でキカイダーと戦わしゃいいじゃん・・・・って言うか全員<5倍>にしてキカイダーと戦わせろよ・・・・。
すでに<目的を見失う>ギル。
いや!!ギルはそんな卑劣な男ではないのだ!!!獅子が子を谷底に突き落とし、上がってきた子を育てるが如く、弱い奴などはそれまでの奴と言う考え方なのだ!!!
でも、何故かギルは<3体>の怪人は残した。タイトルの<三怪物を呼ぶ>って言うアレはこいつら。
で、この三怪物はミツ子とマサル光明寺博士に化けキカイダーを陥れると言う作戦に使われる。
やっとそこに気づいたようだ。
「ダークがんばれ!!」
と思うも、あまりにも大味な作戦で見事に失敗。
進歩のないやつらだ・・・。
で、そんな今までの<5倍>の強さをアピールした<ギンガメ>はと言うと、なんせ<亀>なので<ひっくり返ったら自力で立てない>と言う<弱点>をつかれ、キカイダーにボコられ、あえなくスクラップ。
う〜ん・・・・こいつらは何をしたいのだろう?・・・・分からん・・・・・。
もうそんなダークにメロメロな私。
もっと紹介したいシーンは山ほどあるのだが一杯ありすぎてどこから手をつけていいか分からない状態だ。
まあ気力があれば徐徐に小出しで書いていこう。
話はまだまだあるので楽しみだ。
おもしろシーンを見つけ次第追って報告する!!!(特命リサーチ200Xっぽく)
以上。