fujigelge2005-02-19

今日はちょっと不思議な話でも1つ。
で、唐突だが、みなさんの有名人と言うモノの線引きって何なんだろうか?
たぶん<TVに出てる人>のコトを有名人と言うのだと思う。
しかし、TVに出ていなくても有名人と言う人はいる。
例えば<イギー・ポップ>。
コノ人を知っているだろうか?
一方では
「バカにするなよ。それぐらい知ってて当然だ。」
と言う人がいる。
もう一方では、
「え?誰?なにしてる人?」
と言う人もいる。
斯く言う私も<あまり知らない人間>の一人だ。唯一私がコノ人について知っているコトと言えば、<奇行を重ねたロックミュージシャン>と言うコトだけだ。
因みにもっと詳しくコノ人のコトを紹介してみると、

60年代末、他のあらゆるバンドが歌詞の中でドラッグについて言及し、サイケデリックサウンドにがんじがらめになっている中、イギー ・アンド・ ザ・ストゥージズは荒々しくプリミティヴなガレージ・ロックに邁進していた。そして、その爆音サウンド以上に彼らを特徴づけたのは、言うまでもなくライヴ・パフォーマンスの凄まじさである。ステージ上で、割れた瓶で自分を傷付けたり、観客に向かって嘔吐したり殴りかかったり……。こういったライヴを繰り返すうちに、フロント・マンのイギー・ポップは、破壊主義的なロック・アーティストとして悪名を博すこととなった。
74年にバンドは解散したが、3枚の傑作アルバムと「1969」や「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」、そして「サーチ・アンド・デストロイ」といった、一連の突出した傑作パンク・ナンバーをロック史に刻んだ。その後ソロ活動に移行したイギーのキャリアは決して平坦といえるものではなかったが(ドラッグや契約問題などなど……)、デヴィッド・ボウイのプロデュースによる『イディオット』や『ラスト・フォー・ライフ』といった名作をきっちり残している。
ステージでの奇行も30年前と比較するとほんの少しだけおとなしくなっているようだが、その屈強な肉体美(50過ぎとは思えないマッスル・ボディ!)とともにロック魂はこれっぽっちも失われていない。天晴れ!


と言う人らしい。
つまり有名人だ。
でも限られた人にとっての<有名人>だ。
私の中にも<TVに出ている人が有名人>だと思っている人には分からない<私にとってのカリスマ>と言う人や、<とても敬愛している人>と言うのもいるワケで、そう言う人の話を熱く語ったところで<非常にウザがられる>ので、そう言う話は<なるべくしない>と言うのがエチケットと言うモノなんだろう。
んが(鼻濁音)しかし。
急にそんな<ワケの分からない有名人らしき人>を盛り立てている状況に陥った場合、その空間はとても<歪な空気>と化す。
要するに<陥った>のだ。
そんな<空間>に。
その気持ち悪い出来事は1月30日にさかのぼる。
私とうちのメンバーとで<難波のロイホ>に行ったトキであった。
何やらロイホのガラスにベタベタと張り紙がしてあり、その時点で妙だったんだが、腹も減っていたのでその<ロイホ>に入ろうと思ったのだ。
で、入ったらなんか店の中にも<妙な張り紙>が貼ってあった。


SANTA☆MARIAさんのそっくりさんがいるかも?探してみてね。

SANTA☆MARIAさんのそっくりさん・・・・?
その状況の第一印象としては
「SANTA☆MARIA?・・・・・ユースケ・サンタマリアのコト?」
まずそう思った。
うちのメンバーにも聴いてみた。
「アレってユースケ・サンタマリアのコト・・・・?」
「さあ・・・・よう分からん」
あんまり興味がないみたいだ。
でも私としては<気になって気になってしょうがない>ワケだ。
表のガラス窓にも、店内にも大々的に<張り紙>が貼られているワケだからな。
注文してもなお<ソワソワ>する私。
だいたい<SANTA☆MARIAのそっくりさんがいるかも?>と言うのが解せない。
そっくりさんって言われても<その本人>をオレは知らねぇんだよ。
って言うか私だけがこいつのコト知らないのか?なんて思う。
で、メニューの傍に<ある紙>が置いてあった。
ちょっとその置いてあった紙を私は持って帰ったので、それを一部紹介したいと思う。

[ロイホの看板人]を探せ
Q1普段は一児のパパをしています。
名前(愛娘)は<あいな>と申します。
さてだ〜れ?
Q2SANTA☆MARIAといえばこの人!
そう、背の高い彼女です。
Q3ただ一言
眉毛が薄い現役女子高生


ホントにいてます。ぜひ一度探しに来てください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?



はあ!!!???
分からん・・・・・・・・・・。
えー。
ちょっと1つずつ確認して行こう。
まず、

  • 一児のパパで愛娘の名前が<あいな>

この<SANTA☆MARIA>自体この世に存在しているのかどうか分からんのに<愛娘の名前>を教えられてもこっちはパニックだ。
「もうみんな知ってるよね?」って言うスタンスで語りかけている。
そしてもう1つ。

  • SANTA☆MARIAと言えばこの人!そう、背の高い彼女です。

この文面から取れるコトは<SANTA☆MARIAは女>と言うコトだ。
でも最初の<普段は一児のパパ>と言ってるコトから、<こいつ(SANTA☆MARIA)の彼女>が背が高いんだろう。
ちょっと待ってくれ。
<愛娘>と<こいつの彼女>は<そんなに有名人>なのか?
失礼だが
「知らねぇよバカ」
って感じだ。
そしてもう1つ。

  • 眉毛が薄い現役女子高生。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


どうも<女子高生>らしい。
もう1回確認してみよう。
SANTA☆MARIAは

  • 一児のパパ
  • 愛娘は<あいな>
  • 背の高い彼女がいる
  • 現役女子高生


見て分かると思うが<お前の性別は一体何なんだ!?>と言うコトだ。
男なの?女なの?セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの?
私はこの紙を、うちのメンバーをほっぱらかして、ずーーーーっと読んでいたんだがまったく良く分からなかった。
終いに
「そんなんどうでもええやん!」
と呆れられたんだが、<気になって気になって>仕方がない。
で、とうとう我慢できなくなって、注文を持ってくる兄ちゃんにこの真意を聞こうと思ったのだ。
で、<その紙>を出して注文を持ってきた兄ちゃんに聞いてみた。
「あの、この紙に書いてある<SANTA☆MARIA>って一体何なんですか?」
するとそのウエイターの兄ちゃん一瞬<顔色>が変わり、とても<申し訳なさそう>に
「あ・・・ああ・・・今日の昼頃にうちで<ライブ>がありまして・・・・それの告知なんですよ・・・・」
その受け答えでなんとなく状況が分かった。
たぶんこの店の<偉い人>の独断に近いイベントだったんだろう。
コノ兄ちゃん含めた従業員も<納得していない>イベントだったんだろう。
その兄ちゃんの受け答えを聞いても<SANTA☆MARIAのコトはまったく謎>だったんだが、<あえて聞くまい>と思った。
何故なら彼の顔から
「もう・・・それ以上聞かないで・・・・」
と言うオーラを<目一杯>出していたからだ。
私がもしそんな状況に立たされたならたぶん、この兄ちゃんと同じオーラを出していただろうと容易に想像出来たので、その心を汲んであげたのだ。
しかし未だにSANTA☆MARIAのコトが分からない。
ググってみても、別の<SANTAMARIA>の件数があまりにも多すぎて分からなかった。
一体こいつは何なんだ?
他の人にはかなり知れた有名人なんだろうか?
ミュージシャンらしいが。
単に私が知らないだけなんだろうか?
謎は深まるばかりだ。
情報求む。
以上。