fujigelge2005-05-02

ベッドで寝ている女の子:「おばあちゃん。今日はどんなお話してくれるの?」

ユリ椅子で編み物をしているおばあちゃん:「そうだねぇ・・・じゃあ今日は<オズワルド・ザ・ラッキーラビット>の話をしようかねぇ?」

ベッドで寝ている女の子:「わあ!!聞かせて聞かせて!!」


世の中には数多くのカワイイキャラクターが存在する。
ミッ○ーマウスやスヌーピーやプーさんやハローキティーと、名を挙げればキリがないほどに。
そしてこのキャラクター達は人々の心を捉えるタメに、数々の修羅場を越えて、今現在も活躍している。
この人々の心を捉えると言うモノは至難の業ではない。
上に挙げた歴戦の猛者のキャラクター達でも、1度は飽きられると言う死線を乗り越えてきたのだ。
そう、ただ1匹を除いて・・・・。
それはあのデ○ズニーが生み出したミッ○ーマウスに他ならない。
このキャラクターは全世界のアイドルと言って過言ではないだろう。
しかし、このキャラクターもやはり幾千の戦いの中屍を築き、生き残ったキャラクターなのだ。
その戦いの伝説はまさに壮絶なモノなのである。
例えば有名な話で、ある番組の企画で、小学校の人文字大会と言う企画があった。
そして、ある小学校が、このミッ○ーマウスの絵を生徒全員で作ろうと計画した。
子供や先生達は、このみんなのアイドルミッ○ーの名を汚さぬように、日々運動場で練習に励んだのだ。
そして本番を迎え、ヘリコプターからの空撮を使い、子供達は日々の努力の甲斐もあり、ミッ○ーの絵を見事に完成させる。
しかし、その場面をオンエアされたトキに悲劇は訪れた。
それはそのオンエアを見たデ○ズニーの方からクレームがついたからだ。
「おい!!ワレ誰の許可取ってうちのカワイイミ○キーを勝手につことんのじゃコラ!!!しかもテレビで放送するとはうち等もナメられたもんやのお!!!お前等、ほら、分かってるやろ。(手を前に出す)ロイヤルティーや。ワシ等にロイヤルティー渡さんかいコラ!!!!
そう、世に生み出されたキャラクターには必ず著作権と言うモノが発生するのだ。
つまり、この行為はデ○ズニーからすれば明かな著作権の侵害に値する行為である。
「でも、折角子供達が一生懸命作ったんだから別にいいじゃん・・・・」
と、お思いの方もおられるだろうが、そんなコトはデ○ズニーからすれば知ったこっちゃないのだ。
いくら子供達に夢を与える会社とは言え、商売は商売。決してボランティアでやっているのではない。
そしてもう1つ例を挙げると、数年前、このミ○キーのキャラクターの偽物が世に多数出回ったコトがあった。
するとデ○ズニーは、新聞の広告を丸々使い、ミ○キーにとても恐ろしい表情をさせこう世に訴えた。
著作権侵害は犯罪行為です!!」
と。
生き残ると言うコトは即ち仁義なき戦いなのだ。
どんな商売であろうが深作欣二の世界なのである。
そう言う戦いの上に、我々はそんなカワイイキャラクター達を楽しむコトが出来るのである。
だが、ここまでのヤクザっぽい行為を中々出来ないのがこう言う商売の性である。
夢を与えると先ほど言ったが、正確に言うと夢を売っているのだ。
しかし、夢を売っているとは中々言い辛いのもしょうがない。
今ここまで言えるトコは日本では永井豪ダイナミックプロぐらいではなかろうか?
だが、著作権はそのキャラクターの命と言っても良いモノ。
ここまでしなけりゃこの戦場では生きてはいけないのである。
デ○ズニーが、そこまでのファンタジー・ヤクザになったのも、その荒れ狂う戦場で無残に散ったキャラクターがいたからに他ならない。
そのキャラクターこそ、今日紹介する悲運のキャラクターオズワルド・ザ・ラッキーラビットなのである!!!(前振り終了)



オズワルド・ザ・ラッキーラビット。
たぶん知っている人は結構いるのかもしれない。
何故ならユニバーサルスタジオジャパンでもうすぐ見れるからだ。(たぶん)
いや、もう見れるのかもしれない。(たぶん)
私は調べると言うのが億劫なタイプなので、そこんトコは自分で調べて欲しい。
私が知っている範囲で、少しこのオズワルドのコトを話そうと思う。
オズワルドとは、この上の画像で貼っているキャラクターがそうだ。
これを見てみなさんはどう思いました?
「ミ○キーマウスのパチモンじゃ〜ん」
って思った?
もし思ったのならこのキャラクターの悲劇性はもうバッチリなのである。
だってこいつはミ○キーマウスの前にデ○ズニーが生み出したキャラクターだからだ。
つまりオズワルドがミ○キーに似ているのではなく、ミ○キーがオズワルドに似ているのだ。
頭がコンガラガった人の為にもっと分かり易く言うと、アントニオ猪木春一番に似ているのではなく、春一番アントニオ猪木に似ていると言うコトだ。
もっと分かり易く言うと、石原裕次郎がゆうたろうに似ているのではなく、ゆうたろうが石原裕次郎に似ていると言うコトだ。(全然分かりにくいよ)
要するにオズワルドの屍の上にミ○キーは現在も君臨しているのである。
では、私が知っている限りの、その経緯を紹介しよう。
当時の若き日のデ○ズニーが、このオズワルドの漫画を作ったところから悲劇は始まった。
デ○ズニーはこのキャラクターを生み出し、当時ワリと人気を博したそうだ。
しかし、そんな順風満帆と思われたデ○ズニーにも、悲劇の足音は静かに近づいていた。
なんと、自らが生み出したオズワルドの商標を仲間の裏切りによって、大手の会社に独占されたのだ。
しかもデ○ズニーの元で働いていたスタッフも、その裏切った仲間の根回しで引き抜かれ、こともあろうかデ○ズニーが生み出したオズワルドを大手の会社が勝手にアニメ映画化してしまうと言う血も涙もない外道行為を受けたのだった。
もちろんデ○ズニーは烈火の如く怒った。
「ちょっと待てやコラ・・・・そのキャラクターはワシが作ったモンやろがぃ・・・・なんでお前等みたいな関係ないモンがワシのオズワルドつことんじゃ・・・・・トンビが油揚げさらうみたいなコトしやがってよお・・・・お前等にはプライドとか仁義立てるっちゅーコト知らんのかいオオおおおおおおおおお!!!!!?
その言葉を受け、その大手の会社の若頭はこう返す。
「ふふふ・・・・デ○ズニーさんよお、何甘いコトぬかしてまんねや・・・・ワシ等オズワルドの権利はもう独占したんやで?あんたがボーっとしてたんが悪いんちゃいますのんか?もうこの商売・・・・・そんな甘いコト言うてたらこの先やっていけまへんで。ふふ・・・ええか?ビジネスや!!!!!これからは頭がええモンがモノ言う時代なんじゃ!!!!プライド?仁義?そんなモンこのご時世じゃあクソの役にもたたんっちゅうコト良う覚えとけやあああああああ!!!!どんくさい漫画家さんよおおおおおおお!!!!!
そしてデ○ズニーはこれをきっかけに、この会社と血で血を洗う抗争に入った。
しかし、デ○ズニーにはその勢いのある大手の会社に勝てるワケもなく、あえなく惨敗。
オズワルドの権利はその会社の良いようにされるコトとなったのである。
結局デ○ズニーは泣き寝入りをすると言う形で終わったのだ。
だが、そんなデ○ズニーだったが、こんなコトで引き下がる男ではない。
この事件から、デ○ズニーは内に秘めた闘争心を燃やし始める。
デ○ズニーの中にあるファンタジーは次第に不暗汰路異(ファンタジーへと変わっていったのだ。
「良おおう分かった・・・・・おどれ等の言うコトは良おおう分かったで・・・・・著作権著作権著作権じゃ・・・・・おどれ等がワシに教えた著作権・・・・・その著作権でおどれ等みんな絞め殺したろやないけ・・・・・ええかあ・・・?ワシがこのまま黙ってる男やと思うなよ!!!!!今度はワシがオズワルドに負けんキャラ作ったろやないけ!!!!そのキャラでおどれ等ぺんぺん草生えん荒野にしたるからなあああああ!!!!良う覚えとけよコラああああああ!!!!!!!!!
そして生まれたのが、みんなのアイドルミ○キーマウスなのです。
結局デ○ズニーの魂の入っていないオズワルドの人気も終焉を迎えることとなり、デ○ズニーはこのミ○キーマウスと言う執念と魂のこもったキャラクターで、亡きオズワルドの仇を討ちました。
そして時は過ぎ、デ○ズニーは、それとそっくりな行為を手塚○虫のジ○ングル大帝に行いました。
しかし、それも仕方ないのかもしれません。
あの泥水をすすった日々が、現在のデ○ズニーの体制を形成したのです。
「やられたら、3倍にしてやりかえせ!」
これはヤクザの世界の言葉です。
いえ、深い意味はありません。
ちょっと言ってみただけです。
そして現在、オズワルドの権利はどこにあるのかと言うとユニバーサル社にあるのです。
ぶっちゃけた話大手の会社の正体はユニバーサル社なのです。
で、オズワルドはユニバーサルスタジオジャパンミ○キーのパチモンとして蘇るのです。
なんだか切ないです。
あんなカワイイねずみが生まれた背景にはそんな死闘があったんですね。
そしてこれからはデ○ニーランドとユニバーサルスタジオジャパン仁義なき戦いが見れるかもしれません。
実に楽しみです。
尚、登場した名前を伏せてあるのは、こんなコト言ったらデ○ズニーに暗殺されるからです。
今日は少しお喋りが過ぎたかもしれません。
では・・・・・・。
は!!?
お前等は誰だ!!!?
オレん家に何勝手に上がってんだよ!!?
さてはお前等デ○ズニーの回しモンだな!!!?
ビバ!!!オズワルド・ザ・ラッキー・ラビッおおおおごごごうううう・・・・・(黒い服を着た男達にどっか連れていかれる)

注:もしやと思いますが一部フィクションです。