fujigelge2005-06-15

いやー。
月曜に東京行ってきて、今日帰ってきました。
もう疲れちゃった。
ヘトヘトですよ。
「あー。やっぱり家が1番ええわ〜」
ですよ。
女の子も関西弁がいいですよ。
関西弁萌え!ですよ。
お酒は温めのカンがいいですよ。
肴はあぶったイカでいいですよ。
女は関西弁の方がいいですよ。
明かりがぼんやり灯りゃいいですよ。(by八代亜紀/船唄)
自分もガッチガチの関西人なんだが、やっぱいいね。
関西っ娘。
東京行くたびに思うね。
で、なんで東京くんだりまで行って来たかって言うと持ち込みですよ。
性懲りも無くまた推参って感じ。
では今日は、そんな塀の中にいないけど懲りない男の珍道中でも。



チンタラ描いた原稿を持って新大阪からいざ出陣。
東京に着くと
「わ〜・・・・人が一杯ズラ〜・・・・今日は祭りでもあるズラか?」
と言う、田舎モンのリップ・サービスも独りでつぶやき、準備完了。(何の準備?)
本当は月曜の朝早くに着いてめぼしい出版社のアポを取って行くつもりだったんだが、早く起きたクセにダラダラ暇をつぶしていたので、夕方に到着。
今更ながら
「社会人と言うか大人としてお前どうなん?」
と言う感じ。
自分を一旦見放すも、そんな自分がカワイイので許す
私東京行った際、池袋を拠点にするように勝手に決めているので、とりあえず池袋に行く。
今日は中途半端な時間なんで、テキトーに宿をとって、軽くブラブラするか?と言う思考になり、池袋のゲーセンに行く
「大人と言うか人としてお前どうなん?」
と言う感じ。
もう1度自分を見放すも、やっぱりそんな自分がカワイイので許す
で、小一時間ほどゲーセンでゲームに興じるリアル・スナフキン
ムーミン:「君はどこから来たの?」
スナフキン:「あっちさ」
ムーミン:「じゃあこれから何処に行くの?」
スナフキン:「そっちさ」
みたいな。
そんな感じでゲームに興じた後、腹が減ったので、近くにある天下一品で、餃子定食を食う。
一瞬
「アレ?デジャヴュ?」
くらいに見たコトのある風景に戸惑ったが、からし味噌の味が違うと言うコトから、ココは大阪ではないと言うコトに気づいた。
腹も一杯になったところで、さて、どうしよう?
まだ時間も中途半端。
しかもココは華の都大東京。
何もするコトがない。
どうしようと思ったが、そう言えば私のお友達で東京に住んでる子がいるじゃんと言うコトを思い出す。
そして早速その子にメールで呼び出す。
「いやー。池袋着いた。しかもかなり無計画に。暇ならお茶でもどう?」
そしてしばし返事を待つ。
♪テンレンレンレンレ〜レ〜テンレンレレレンレ〜ン♪(着メロ/ナムコマッピー
「お。来た。」
ってんでメールをチェック。
「もーーーーーーーー!(not牛)だからそう言う時は先に言ってっていうのに!!これから地元で飲みなの〜明日はどう?」
と言う返事。
何から何まで無計画な私。
そう言うコトならしょうがないので、
「あっしぁ根っからの気まぐれ者でねぇ(渡世人風に)明日は出版社に押しかけると思うから、晩頃なんてどう?私わがままかしら?」
と返信をする。
で、それならOKとのコト。
「良かった〜知ってる人がいて。」
と胸を撫で下ろす。
そんなこんなで宿に帰り、夕方から深夜にかけてテレビを見る私。
「アレ?デジャヴュ?」
と思ったが、部屋の雰囲気が違うと言うのと、ペイ・チャンネルがあると言うコトから、ココは家ではないと言うコトに気づく。
そして、ペイ・チャンネルのサービス・タイムフルで見終った後、終身。
もとい、就寝。
そして朝起きてとくダネを最後まで見た後チェック・アウト。
「今日こそは出版社にアポをとるぞ」
と、意気込みながら漫画喫茶に入り、どこに持ち込むかを決める為に漫画雑誌をかき集め、個室に入る。
え?
そんなコト来る前に事前に考えてこなかったのかって?
どアホうがあああああああああ!!!!!!!
そんなコトオレがいちいち考えて行動する人間だと思ってたのかコラあああああ!!!!!!
藤寿男の後悔日誌を去年からもう1度読み返せオラあああああああ!!!!
ワシは銭の地獄に住む鬼や!!!!(竹内力?)
で、いろいろな雑誌の出版社の地図と、電話番号を紙に書き、テキトーに漫画を読んだ後、漫画喫茶を出る。
とりあえず初めのターゲットはヤングサンデーに決めた。
理由は特にない
ノリで。
早速電話ボックスに入り、ケイタイでヤングサンデー編集部に電話をする。
「あのー。持ち込みを希望したいんですけども」
「分かりました。じゃあ、日時はどのくらいがいいですか?」
「えー。今日とか」
「・・・・・・ウチは前日に予約になってますんで、今日はちょっと・・・」
「じゃあ明日の3時で」
「分かりました。では、お名前と、電話番号と、年齢をお願いします」
「藤○、電話番号は090−○○○○ー○○○○、年齢は29です
「了解しました。では明日お待ちしてます」
「どうも」
と言う感じで済ませる。
お気づきの方もおられるだろうが、私の本当の年齢は31歳である。
では何故こんなコトを言ったのかと言うと、これは以前ヤンマガの担当編集に、別の雑誌で持ち込みをした場合、多少年齢はサバを読んだ方が印象はいいと言う裏技を教わったので、こう答えたのだ。
実際31って結構キツイじゃない?
そんで年齢詐称と言う裏技を見事に決めた私は、時間が余ったので、約束よりはちょっと早いが、連絡を入れてお友達と合流。
その辺のファミレスでお茶っていうか、ガッツリしょうが焼き定食を食いながら、夕方から女子と歓談。
やはり相手は女子なので、女子との会話の引き出しの少ない私は、完全に聞き役に徹する。
その子は、ちょっと前まで六本木ヒルズでウエイトレスみたいなバイトしてたので、いろいろな芸能人に会ったらしい。
ゴシップ大好きな私としては興味津々。
中でも1番興味のあるのは、どの芸能人が1番感じ悪かったかだ。
早速その話しを振ってみたところ、おもしろい答えが返ってきてフィバる。
どうも木村拓○って感じ悪いらしいぞ!!
どう感じ悪いのか彼女に訊いてみたところ、
「あの人女の人には優しいけど、男の人には凄い感じわるいよ」
だって。
なんでも飲み物のおかわりを男のウエイターが訊いたところ
「いらねぇよ!」
と一蹴したらしい。
で、男だとありがとうは言わないのに、女の子にはありがとうって言うらしいのよ。
うわああああああああああ!!!!!!!!オレがいっっち番嫌いなタイプの人間じゃ〜〜〜〜ん!!!!!
ビバ!!!キ○タク!!!
私の中である意味高感度が上がる
「こいつずっと抱かれたい男でいたいんだ!!?サイコー!!!人間的〜〜!!!」
みたいな。
そんな感じで彼女の近況を訊いていると、あさってバンクーバーに行って半年間暮らすらしい。
相変わらずスゲエ行動力に面食らう。
そうこうダラダラ話してると途中で隣の男どもの
「ヨロイ元帥*1がね・・・・」
と言う話声が聞こえ、気になり始める
終いには、彼女の話す内容が、だんだん頭に入らなくなる
聞き耳を立てていると、どうやら特撮ヒーローの話しじゃねぇか!
ターボレンジャーが・・・」
だの
仮面ライダーRXが・・・」
だの
「バイクロッサーが・・・」
だの話しているので、気になって気になって仕方がなくなる。
そんでその特撮ヒーローに1番詳しいであろう金髪の兄ちゃんが
ファイブマンって地球戦隊だったっけ?・・・・アレ?何戦隊だった?」
と詰まり始める。
お友達を私が呼び出して、折角会ってくれているのに、こいつの話しのせいで、気が散って彼女の話しに集中できなくなる
途中で何度も
「地球戦隊で合ってるって!!!!ファイブマン地球戦隊ファイブマンだって!!!!自分を信じろ!!!!」
と言いたくなるが、私もそこまで頭はイッていないのでグッと飲み込む。
そんでこいつ等のせいで会話に集中出来ないままお友達とは解散。
え?
女の子と一緒なのにそのままメーキング・ラヴしなかったのかってか?
オレはフラット君で、異性はオレにときめかねぇんだよ!!!!
もう1度藤寿男の後悔日誌のカテゴリー特別企画の俺たちゃ裸がユニフォームってトコを読み直せ!!!!(まだ根に持ってる)
で、再び宿に帰り、テレビを見て1泊する。
そして決戦の日。
事前に調べた(事前?)地図を片手に小学館へ、いざ出陣。
結構迷うかも?と思ったが、早々に小学館の場所は分かった。
着いたものの、小学館のオーラに少したじろう。
しかもその真隣には、集英社が!!!
より一層オーラがデカく見える・・・。
染み付いた負け犬根性には堪えるオーラだ。
しかし約束の時間までまだ3時間と早いので、時間を潰せる漫画喫茶を探す。(時間の潰し方の下手な男だ)
そんでテキトーに歩いて漫画喫茶を探し当てたのだが、そこの3Fか4Fはコミック・キューでお馴染みのイースト・プレスじゃないの!!!
こんな小さいビルにあったのかと普通に焦る。
そこの漫画喫茶も年期が入っててかなり良い感じだった。
で、この前言ってた漫画版仮面ライダーを見つけたのでそれを読破。
いやー。
マジでおもしろかった。
未完と聞いてたが、ラストはあんな感じでいいんじゃないのかねえ?
あんまり未完さがなかったな。
で、次に漫画版ロボット刑事も読んだ。
これも読みたかった作品。
スゲエおもしろいじゃんか!!!
かなり熱中して読んでいたんだが、だんだん約束の時間が迫ってきた。
でも、かなり途中で、これから主人公Kとマザーが何者なのかが分かりそうでいいトコだったんだが、ココですっぽかしたんじゃあ笑い話しにもならないんで、泣く泣く断念する。
まあ、いつでも読めるだろうし。
そして再び小学館
受付でアポをとり、ヤンサン編集部へ。
で、担当の人らしき人に挨拶をし、原稿チェック。
原稿チェックしている間、自分の経歴とかを書き込む用紙を渡され、それを黙々と書く。
しかし、いつになっても見ず知らずの他人に自分の描いた漫画を読まれるのは恐ろしい
ちょっとしたですよ。
もし、なんかおもしろい罰ゲームがないかなあ?って思ってる人がいたら出版社に自分の描いた漫画を編集に見せるって言う罰ゲームをお奨めする。
ガードマンにチンポを見せるとかの方が全然楽ってぐらいだから。
で、編集を少しクスリとさせるも、私は編集の顔を一切見ずに黙々と用紙に記入する。
「読み終わりました」
と言って、その漫画の感想をいろいろ言ってもらう。
やっぱり若干勢いがないと言う指摘をされるが、そんなに悪い評価は貰わなかった。
そして住所やら名前やらを書いた紙を一旦編集に見せる。
「へー。31歳なんだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しまった!!!!
うっかり本当の年齢を書いてしまった!!!!
裏技あっけなく玉砕!!!
オレは意気地のない三井ゆり*2かっ!!!!
そんなワケであっさり見破られたんだが、編集の人はその間もいろいろアドバイスをくれた。
この編集さんはちょっと前まで少年サンデーの某ギャグ漫画の担当編集であったコトもあって、言うコトはいちいち的を射てて参考になる。
しかし気になったのが、話のテンションが上がるとシーンと静まりかえった編集部に響き渡る声で話すので、少したじろう。
いろいろアドバイスを貰って、さあこの原稿結局どうだったの?と思ったら、その用紙には、担当編集の採点を書くA・B・C・Dと言う欄が!!!?
チラっと覗いた感じでは、絵はAで、ギャグはBと言うのは見えた。
絵はA・・・・・。(つまんないシャレではない)
ココ数年のガンバりは無駄ではなかったな・・・・。
良くガンバったよ・・・・オレ・・・・。
そんで、その編集さんは、新人賞に持って行くかどうか迷っていた。
「でもヤンマガで賞貰ってるからおかしいよねぇ・・・・じゃあ副編にこの原稿見て貰うわ」
と言う答えが。
とりあえず去年行ったチャンピオンよりは手応えはありそうだ。
そしてヤンサンに原稿を預けて、小学館を出た。
たぶん精神的疲労5年は寿命が縮まったな
恐怖新聞もビックリですよ。
まあ、どうなるかは分からんが、やるだけはやったんで、後は神のみぞ知るって感じ。
いやー。
スリリング。
と言うワケで東京珍道中も以上と言いたいトコなんだが、そのあとに私秋葉原を観光してきたのだ。(ホントに旅行が下手な男だ)
たいして時間もなかったんで、そんなにウロウロ出来なかったんだが、それは明日に書こう。
もうしんどいし。
ではそれは明日と言うコトで
以上。

*1:仮面ライダーV3の敵キャラ

*2:長年年齢詐称をしていた野口五郎の嫁さん。