fujigelge2005-12-31

アオォォォォン・・・ワンワン・・・

とある路地裏にある、いつも80〜90年代のアイドルの歌が流れる負け犬のホーム・グラウンド小料理屋<幻魔大戦にて。





BGM:舞姫/浅香唯



オレ:「ういぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・」
女将:「チッ!・・・最近来ないと思って安心してたのに・・・・・お店もお休みのこの大晦日に厄介なのが転がり込んで来たわねぇ・・・もう!不治さん!!ちょっと起きて!!もうお店閉めるんですからね!!不治さんのタメにわざわざお店開けてあげたの分かってよ!!!こんなトコにラジカセ持ってきて加藤茶スキャットマンループして聴かないでちょうだい!!さっきから♪チャーチャッチャッチャラッチャ♪ってのが頭から離れないじゃないの!!!」
オレ:「うるせえ!!!黙ってろ!!!このファッキン・ライト・押○学が!!!!
女将:「・・・ちょっと・・・・・なんで私が押○学なのよ・・・・せめて矢田亜○子にしなさいよ・・・」
オレ:「はあ!!?お前が矢田亜○子だあ!!!!?調子乗ってんじゃねぇよこのデバハダカネズミが!!!お前なんか煩悩ガールズの後ろの方の冴えない女連中と一緒に、センターで歌ってる女の悪口でも言っとけ!!!
女将:「良く酔ってるのに噛まずにそんなディテールの細かい罵声浴びせられるもんねぇ・・・・って感心してる場合じゃないわ。不治さんもうお家に帰りなさいよ!いつまでもこんなトコでお酒飲んでクダ巻いてていいの!?」
オレ:「いいんです!!!
女将:「うわ!今頃川平慈英のマネ?ウゼ〜・・・」
オレ:「ところで女将。今年はいい年だったか?」
女将:「な・・・・何よ・・・・?その大木こだまひびきの漫才みたいな急な話の展開は・・・?そうねぇ〜。結構いい1年だったと思うわ。去年別れたあのしつこい亭主が、ストーカー条例で捕まったり。」
オレ:「ああ・・・あのイカレタおっさんか・・・・相変わらず水商売にありがちなヨゴレな事件引きずってたんだなあ・・・まあそんな下らないコトはどうでもいいんだ。」
女将:「下らないって何よ!不治さんが話振ったから話したんでしょ!!!」
オレ:「何怒ってんだよ?生理か?ガハハハハハ!!!!」
女将:「・・・・・・・・」(店を閉める準備をし始める)
オレ:「・・・・ごめん・・・・・・」
女将:「謝るんだったら最初っから言わなきゃいいじゃない!!このボンクラ!!!」
オレ:「ま・・・まあそんなコトより本題だ」
女将:「本題?なにそれ?」
オレ:「去年もやっただろ?不治10大ニュース。あれだよあれ。あれをまたやりに来たんだよ。ニュースっつってもNEWSの未成年メンバーが飲酒で補導とか言う、NEWSがニュースになっちゃったとかそんなヤツじゃねぇけどな?ガハハハハ!!!」
女将:「・・・・あんた終いには誰かに刺されるわよ・・・」
オレ:「かかってこんかい」(苦虫を噛み潰した表情で小声で喧嘩腰に)
女将:「あ。最近気に入ってるって言ってるやしきたかじんのマネだ。って言うかこのダメ酒場ってこんなに前置き長かったかしら・・・?」
オレ:「・・・久々なんでどんなだったか探り探り思い出してんだよ・・・」
女将:「そう言えばそうね・・・本題に入るタイミングかなり逃してるもんね・・・
オレ:「よーし!!ではおまんたせいたしました!!!不治10大ニュースの始まり邪あああああああ!!!!!(大仁田厚のマネで)第10位ーーーーーー!!!!1月31日キカイダーのコーナー始めるだあああああああ!!!!!」
女将:「・・・ああ・・・人造人間キカイダーのDVDボックス4万出して買ったやつ?」
オレ:「ああ、4万円だよ4万。4万っつったらソープ行ったら2回遊べて、セクキャバ入って5回延長出来る金額だ」
女将:「風俗で換算されても全然ピンとこないんだけど・・・」
オレ:「じゃあお前みたいなモンでも分かるように言うとだなあ、都そばのスタミナそばを、およそ117杯食える値段だ」
女将:「余計ピンとこないわ・・・って言うかそんなに大金じゃないからだいたい分かるわよ。で、DVD買ったあとブログで1話づつ紹介してるんでしょ?随分マメなコトするのねぇ」
オレ:「・・・もう・・・・・やりたくない・・・・・・面倒くさくて・・・・・・」
女将:「別に誰も期待してないからやめちゃえば?」
オレ:「わかった」(晴れ晴れとした顔で)
女将:「決断早っ!」
オレ:「じゃあ続きまして第9位ーーーーーー!!!!1月16日藤寿男の後悔日誌がOMMZになってパワーアップーーーーー!!!!」
女将:「ああ、OMMZってオレはもっともっと残念な人間になるの略だっけ?」
オレ:「うん」
女将:「パワーアップって前とはどう違うの?」
オレ:「頭の後ろが長くなっていっぱいツノが生えた。あと、スピードが速くなった
女将:「それフリーザの第3形態じゃない・・・」
オレ:「お前こんなヒントだけで良く分かったな・・・」
女将:「で、結局何が変わったのよ?」
オレ:「いや。別に」(チンコをかきながら)
女将:「・・・・・もう店閉めていい?」
オレ:「ダメだ!!!若林豪のような険しい顔で)ランクが上がってくにつれてドンドンええ感じになるから黙って聞け!!!この梅毒が!!!」
女将:「梅毒・・・?」
オレ:「じゃあ8位の発表をします!!!第8位は!!!7月3日藤寿男の後悔日誌のマスコットみま子誕生だああああ!!!!」
女将:「みま子ちゃんって不治さんのブログに貼ってる女の子の絵のコト?」
オレ:「みま子ちゃんは絵じゃなああああああああい!!!!みま子ちゃんはホントにいるの!!!!生きてるの!!!!永遠の処女なの!!!!!いやーーーーーーーー!!!!このままじゃヨシキが死んぢゃーーーーーう!!!!!
女将:「・・・何でヨシキが出てくるのよ・・・?不治さんホントそのフレーズ好きよね。XJapanもうとっくに解散してるって言うのに。で、もうそんな絵のコトはいいから早く次行きなさいよ」
オレ:「だから絵とか言うな・・・」
女将:「もういいからとっとと先行って終わらせろ!!!このキテレツ大百科べんぞうさんがああ!!!
オレ:「・・・お・・・・女将キャラ変わった・・・?」
女将:「不治さんがどうでもいいコトを言いすぎるのよ!!!毎回聞いてるこっちは疲れるんだから!!!」
オレ:「分かったよ!!さっさと終わらせてやるよ!!・・・・じゃあ第7位はあああああ!!!!4月7日のガレキ狂の詩だああああああ!!!!」
女将:「ああ、あの特撮オタクのおもちゃ屋の店主と仲良くなったって言うアレ?」
オレ:「ああ。いやー、オレの周りに特撮好きな人いないモンだから、いいガス抜きになるよ、おやっさんは。あと、おやっさんトコでハカイダーのフィギュア買ったってのも良かったコトの1つだな」
女将:「あの海洋堂の4万円もしたハカイダー?あんなゴミに良く4万も出したわね。信じらんないわ」
オレ:「なんだと!!?4万円って言や、ソープで2回遊べて、セクキャバで5回延長・・・」
女将:「さっき聞いた聞いた聞いた!!!ああーもっとテンポ良くちゃっちゃとやってよ!!!早く店閉めたいんだから!!!」
オレ:「今日なんかあんのか?さっきから急かせやがって。まあいい。じゃあ次は第6位だああああ!!!!第6位は6月15日の燃えよペンだああああああ!!!!!!」
女将:「や・・・ヤングサンデーの持ち込みで小学館行ったやつだ・・・・去年の少年チャンピオンと言い、結局グダグダで終わらせたアレね・・・」
オレ:「・・・・やっぱオレ根本的に褒められて伸びるタイプの人間だと分かったよ・・・」
女将:「話によると持ち込みって肝の据わった人間じゃないとダメみたいだしねぇ・・・」
オレ:「オレって基本的に温室育ちじゃん?
女将:「その上枯れやすいしね」
オレ:「さあ!!!折り返しまでやってきました!!!!(涙を溜めて)第5位はあああああああ!!!!2月7日の特捜戦隊デカレンジャーの最終回フォーエバー・デカレンジャーだああああああ!!!!!」
女将:「ええ!!!?1年のニュースの中にテレビ番組の最終回がランキング!!?・・・・不治さん・・・・・この1年よっぽど何もなかったのね・・・・1年を振り返ってると思えないほどつまらないコトばっかなんだけど」(哀れみ)
オレ:「バカ野郎!!!菊地美香と出会えたんだぞ!!!これがニュースにせずにいられるか!!!!」
女将:「いや・・・そう言うのを含めて可哀想なのよ・・・」(捨て犬を見るトキと同じ表情で)
オレ:「チッ!モノの本質ってのを判らねぇ女だ。まあいい。ではいよいよ佳境に入ってきました!!!続いて第4位ィィィィィ!!!!第4位は3月17日不治ゲルゲお引越しだあああああ!!!!!」
女将:「不治さんもとうとう一人暮らし始めたのよね。で、どうなの?一人暮らし始めた感想は?」
オレ:「いやー、良いモンだぜ。オカンに怒られるのを気にせずに1日中ゲームできて
女将:「とんだのび太っぷりねぇ・・・発想が小学生の上に、未だにそんな理由でお母さんに怒られてたの?ホントサイテーねぇ・・・」
オレ:「うるせえ!!オレは永遠の少年なんだよ!!!」
女将:「うわ〜・・・自分のコトいつまでも少年の心を持ってるとか言う男ウゼ〜」
オレ:「(顔を赤らめながら)・・・で・・・では!!!不治ゲルゲこと藤寿男の今年のニュース第3位はあああああああああ!!!!!9月19日黒川芽以のイベントに行くだあああああああ!!!!!!」
女将:「いや、ホント不治さんもう帰って。もう何も聞きたくないわ
オレ:「待て!!!店じまいをするな!!!あともうちょっとの辛抱じゃないか!!!そう言う大人達の集中力の無さが今時の小学生の学級崩壊に繋がってると思います。」
女将:「で?芽以ちゃんはカワイかった?」(非常になげやりに)
オレ:「天使って・・・・いるんだな」
女将:「で、2位は?」(目を合わさずコップを洗いながら)
オレ:「おまんたせいたしました!!!!みんなが注目する藤寿男の今年の10大ニュースベスト2はああああああ!!!!!5月16日藤寿男の後悔日誌1周年達成だああああああああ!!!!!」
女将:「あ。そうだっけ?良く続いたわよねぇ。ほぼ毎日書いてて。それはちょっと感心するわ」
オレ:「ああ。自分でも意外だ。こんなのすぐ止めると思ったが、こうしてやってるからな」
女将:「たぶんお友達がいないから続いたんじゃないの?話す相手いなくても独り言ダラダラ書いてればいいだけだし」
オレ:「気のせいか知らんが、女将さっきから冷たくない?」
女将:「今頃気づいたの?気のせいじゃなくて冷たいのよ
オレ:「何で?」
女将:「何で?って聞く空気の読めなさが、たぶんお友達が少ない原因だと思うわ・・・・で、第1位はなんなの?」
オレ:「良くぞ聞いてくれました!!!!激動の2005年を疾風の如く駆け抜けた藤寿男の10大ニュース第1位は嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああ!!!!!!!!!もうこのブログだんだん疲れてきただああああああああああああああ!!!!!
女将:「・・・・・・・・・・・・」(コップを棚にしまい終える)
オレ:「・・・・・・・もう・・・・・・・・体力の限界!!!!」(千代の富士
女将:「どうりで最近書く量少ないと思ったわ」
オレ:「なんか、もう飽きてきたってのもあるし、オレミクシィも始めて、コミュニティー大喜利にネタ書いたり、その上ミクシィでも日記書いてやんの・・・・・何やってんだろうなあ?・・・・オレ・・・」
女将:「働き盛りの体力と知力を無駄につぎ込んでるわねぇ・・・・」
オレ:「ギンギラギンにさりげなく・・・・そいつがオレのやり方さ・・・」
女将:「意味分からないけど、オレはもっともっと残念な人間になるには確実に近づいてるからいいんじゃない?で、まだ続ける気なの?」
オレ:「まあ・・・一応惰性でやってくつもりだよ」
女将:「って言うか初めっから惰性のように思えるんだけど」
オレ:「いや、まあそうなんだが・・・・」
女将:「って言うか死ねばいいと思う
オレ:「・・・・お・・・・・女将・・・・・やっぱ久々に会ったのに今日のお前は冷たいよ・・・・・一体どうしちまったんだよううううう!!!!オリを見捨てないでくれようううううううう!!!!オリの顔がそんなに汚ねぇのかようううううう!!!!!オリが群馬の生まれだからってナメんじゃにーよううううううう!!!!!!
女将:「古〜・・・毒薬仁て・・・・最近の不治さんのモノマネブームウザいわ・・・・」
オレ:「女将ィィィ!!!もうオリのコト嫌いになったのかよううううううう!!!!ニラレバ定食食ってる頃に戻りたくねぇよううううううう!!!!!なんでオリは裕次郎みてーな顔じゃねぇんだよううううううう!!!!!!!
女将:「カワイそうに・・・ギャグ漫画家は5年で潰れるって本当だったのね・・・・」
          

          ドンドン!(戸を叩く音)


男の声:「女将ーーー!!!!いるかーーーー!!!!わざわざ来てやったぞーーーー!!!!」
女将:「あっ!!!ちょうど今店じまいの支度終わったトコーーーー!!!」
オレ:「あ・・・アレ・・・?女将今日誰かと待ち合わせしてたの?」
女将:「そうよ」
オレ:「だから今日何か冷たかったんだ?で、誰?」
女将:「もう!不治さんに関係ないでしょ!!」
オレ:「もしかしてコレか?」(親指を出す)
女将:「・・・ああ野暮な人ねぇ・・・・・そうよ!今日は彼と一緒にハワイに行く約束してるんだから」
オレ:「ハワイだぁ?今頃か?」
女将:「今日はちょっと初詣行ったあとブラブラして、そのまま空港に行くのよ」
 

           ドンドン!!


男の声:「女将ーーーー!!!!ぐずぐずしてっと置いてくからなーーー!!!!」
女将:「すぐ行くーーーー!!!待っててーーーー!!!!」
オレ:「なんかやけに横暴そうな男じゃねぇか。もしかしてお前の方が惚れてんのか?」
女将:「ええそうよ。彼ったらもうサイコーなの。彼はカート・コバーンの生まれ変わりで、俺、昔、東大受かったんですよ。でも日本の大学なんてウゼーと思って・・・とかもう彼の言う事がいちいちシビレちゃって☆」
オレ:「・・・・・あ・・・・・ああ・・・・そうなんだ・・・・・もしかして彼は200人でレストラン借り切って食事会したコトとかある?」
女将:「もちろんよ!!!」
オレ:「それ押○学じゃねぇのか?」
女将:「違うわよ!あんなのと一緒にしないでよ!!彼は引雄麻奈馬内(ひきおまなばない)って言うロッカーなの!!」
オレ:「・・・・・・・まなばない・・・って・・・」



            ドンドン!!!!


男の声:「ファッキン・ライト!!!早くしろ!!!早くしねぇとまたヨーロッパにサッカー留学するぞ!!!
女将:「ああ!!!今すぐ行く!!!」(旅行カバンを持ってドアまで行く)

          

            ガラ!!(戸を開けた)



男:「遅いぞ。早く車に乗れ!」
女将:「うん分かった☆」
男:「俺は女には暴力は振るわないが、目と口で殺すぞ!!!
女将:「キャーーー!!!殺してーーーーー!!!!」
男:「じゃあさっさとオレの左ハンドルの車に乗れ!!」
女将:「うん☆さあ!!不治さんも早くお店出てちょうだい!!!」
オレ:「あ・・・ああ・・・」(女将と一緒に店を出る)
男:「誰だ?こいつ?」
女将:「ああ。うちの常連さん」
オレ:「あ・・・・ああ・・・どうも・・・あの、そのクロムハーツの指輪カッコイイっすね」
男:「ああ、俺は日本で流行る前からクロムハ−ツが大好きなんだ
オレ:「ああ・・・・そうなんですか・・・・」
男:「じゃあちょっとドライブしてから初詣行こうか!!」
女将:「うん☆」



          バタン!!バタン!!(女将と男左ハンドルの車に乗る)


男:「よーーーーーしファッキン・ラーーーーイト!!!!!

           ブーーーーーーーーーーン・・・・・・(車が行ってしまう)


オレ:「・・・・・・・・・・・・・スゲー・・・・・・・あいつホントに矢田亜○子になっちまった・・・・・・」


          ヒューーーー・・・・・(寒風が吹き抜ける)


オレ:「・・・・ああ・・・・・・また独りぼっちになっちゃった・・・・・・・・・・外は寒いなあ・・・・・・・・・・・・・・・・酔いも醒めてきちゃった・・・・・・・・・なんだかとっても疲れて・・・・・・眠いんだ・・・・・・・・・・・・・・・」



            カチャ(力尽き、倒れた勢いでラジカセの再生スイッチを押す)


♪チャーチャッチャチャラッチャ!チャッチャッチャチャラッチャチャッチャチャラッチャ・・・・・♪






加藤茶スキャットマンに包まれ、道に倒れた彼の頭上から、黒川芽以菊地美香に似た天使が現れ、彼をとても遠い遠いところへ連れて行ったのでした。




                 FIN