最終回スペシャル

fujigelge2006-03-26

えー。
今日はウルトラマンマックス最終回スペシャと題してお送りいたします。
昨日最終回を迎えたウルトラマンマックスですが、よくよく考えてみれば不遇なウルトラマンでした。
特撮ヒーロー番組は通常4クール(52話)放送されるんですが、前回のウルトラマンネクサスが低視聴率で打ち切られ、その敗戦処理を任されたのがマックスであります。
そうです。
ウルトラマンマックスは生まれたトキから3クール(39話)の運命だったのです。
そんなマックスでしたが、良く頑張ってくれました。
敗戦処理と言うのもあったからか、過去の怪獣復活などと言う発想が生まれたのかもしれません。(真実は知りませんが)
それが次から放送されるウルトラマンメビウスに引き継がれたと思うと、円谷的にも中々の功績だったと思います。(真実は知りませんが)
あと、実相寺昭雄とか、三池崇史とか、金子修介などが監督したりで、バラエティーに飛んだお話が見れたのも良かったです。
で、最終回のお話の方なんですが、ほぼ先週書いた私の予想通りでした。
地球に存在する地底人が、地上にいる人間達の環境汚染に激怒し、地球を何も無い広野に変えると言う計画を奇跡的に食い止めて、たった1話だけマックスギャラクシーと言う武器を届けに来たウルトラマンゼノンと一緒に、マックスはM78星雲へと帰って行きました。
予想外だったのは、死んだミズキ隊員が、主人公のカイト隊員の人工呼吸と心臓マッサージで簡単に復活したコトです。
しかし、このシーンは子供番組にしてはエロかったので良しとします。
で、予想通りだったからと言ってマックスが駄作だったと言うのは早計です。
あれで十分良いのです。
お話の最後に、72年後(だっけ?)の未来のカイト隊員とミズキ隊員が結婚して、おじいちゃんとおばあちゃんになって、自分達と同じ志を持った孫が同じダッシュ(防衛隊の名前)に入り、未来は平和だったと言うメッセージをテレビの前のちびっ子達に見せてあげたので、あれで良いんです。
大きなお友達の私も満足です。
私の特撮ヒーロー番組の良し悪しは、ルイ・アームストロングWhat a Wonderful World(この素晴らしき世界に)が頭に流れたらそれで良し!と言う判断なので、マックスは良かったと思います。
テレビのニュースを見ると気分が沈むようなコトばっかなんで、おっさんになるとこう言うモンがグッとくるんだろうなあなんて思いましたね。
What a Wonderful Worldがベトナム戦争で歌われたみたいなモンですよ。
これからもこの世界は素晴らしいと思える特撮ヒーローを作ってもらいたいです。
蛇足ですが、What a Wonderful Worldの歌詞でも書いて終わります。

木々は緑に輝き、赤いバラは美しく
どれも私たちの周りで咲いている

そしてふと思う、なんて素晴らしい世界

どこまでも青い空とまっ白な雲
光りあふれる日と聖なる夜

そしてふと思う、なんて素晴らしい世界

七色の虹は美しく輝き
行きかう人々の顔も輝いている

友達が手をとりあい あいさつをかわし
「愛してる」と言っている

赤ん坊が泣いてやがて育っていく
きっとたくさんの事を学びながら

そしてふと思う、なんて素晴らしい世界

ボウケンジャーとカブトは明日ってコトで
以上。