子連れ狼(過保護版)
龍が如くをようやく全てクリアしました。
ヤクザの世界を舞台にしてるんですが、やってるコトはファンタジーのRPGとあんまり変わりないっていうのがおもしろかったです。
ファイナルファンタジーのクリスタルの力が100億円というリアルに人の心を惑わすモノに変わっただけの話ですよ。
大雑把に言うと。
そりゃクリスタルなんかより100億の方が断然魅力があります。
で、主人公の桐生一馬は悪いヤクザの手に100億という魔的エネルギーを渡さないように守るんですよ。
物凄く大雑把に言うと。
「ヤクザの力と政治の力を身に付けたお前等にこの金が渡ったら日本は終わる!」
みたいな。
これは新しいムニキス*1だと思いました。
やっぱり今のゲームってそう言う新しいジャンルを探す時期に来てるんでしょうね。
逆転裁判やったトキもそう思いました。
もうゲームにおいてファンタジーってかなり手垢が付いたジャンルですし。
少年漫画とかも昔は野球漫画とか、SF漫画とか、番長漫画みたいなのばっかでしたもんね。
それが今や、庭師の漫画とかもあるし。
- 作者: たがわ靖之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/09
- メディア: コミック
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そんなこんなでヤクザが主人公のゲームをやったワケなんですが、やっぱりヤクザって言っても主人公が生きてるのは任侠の世界でして。
簡単に言うと義理と仁義をわきまえた良いヤクザですよ。
で、程よくアウトロー。
こう言うキャラクターが主人公なんで、やっぱり外せないのが幼女の存在です。
特撮ヒーローや時代劇などで出てくるこう言うアウトローは、悪い奴には滅法強いが子供には弱いっていうのがセオリーです。
ケンシロウとリンの関係みたいなモンです。
なので、主人公の桐生一馬も幼女にすこぶる弱いときてます。
ゲームの中盤で主人公は100億のありかのキー・パーソンである遥って言う5〜6歳くらいの孤児の女の子と行動を共にするワケなんですが、主人公はこの女の子に甘い甘い。
遥ちゃんは5〜6歳の女の子なんで、基本的にわがままです。
そして主人公は遥ちゃんのタメならば兎に角何でも言うコトを聞こうとします。
例えば、遥ちゃんと一緒にハンバーガー屋の前に行ったら、遥ちゃんは
「ねぇ。ハンバーガー食べたいよう」
と言います。
で、ハンバーガ屋に入ってレジで注文しようとすると、
「(遥かのためにハンバーガーを買ってやるか・・・)」
と言う主人公。
買うか買わないかは一応自由なんですが、遥ちゃんには主人公との好感度が存在し、買ってやると好感度のゲージが上がるんです。
正直、この好感度が高いとどう良いのかは良くわからないんですが、F〜Aのランクが1つ上がるごとに遥ちゃんから飴玉とかお守りとかのアイテムが貰えるんですよ。
ハッキリ言ってそんなたいしたモンはくれないんですが、なんて言うか心情的にやっぱ嫌われたくないじゃないですか?
そうでしょう?
幼女には嫌われたくないでしょう?
なのでついつい何でも買い与えてしまうんですよ。
主人公っていうかオレが。
ジェラート食いたいって言ったらジェラートを買い与え、喫茶店でミックスジュースが飲みたいと言ったら買い与え、さっきジェラート食ってミックスジュースを飲んだにも関わらず、牛丼の並が食べたいと言ったら牛丼の並を買い与える始末。
私は女の子が産まれたら確実に甘い親になると思いました。
しかし、遥ちゃんのわがままはこんなモンではありません。
こんなのはプロローグに過ぎません。
序の口です。
ゲームを進めて行くと、地下カジノに行けるようになるんですが、地下カジノでもやはり幼い遥ちゃんを置いて行くコトは出来ません。
一緒にカジノに入店します。
で、カジノにはルーレットやバカラやらのゲームが出来るんですが、遙ちゃんはここでもわがままを言ってきます。
「おじさん。バカラで勝ってよぉ」
・・・・・・・。
・・・え?
・・・・・どうしよう。
オレ・・・バカラのルール知らねぇ・・・・。
しかし、遥ちゃんがオレにバカラで勝って欲しいと言っているのでやらないワケにはいきません。
よし!!
バカラで勝ってやる!!!
そう思い、バカラのコーナーで店員に話しかけると、
「(遥のためにバカラで勝つか・・・)」
と、私の心の声を代弁してくれる主人公。
で、勝つと
「やったー!おじさん凄ーい!」
と喜んでくれる遙ちゃん。
ああ・・・甘い。
で、バカラに辛くも勝利し、また街をウロついていると、今度はパチンコ屋で遙ちゃんはこう言いました。
「おじさん。パチスロで777そろえてよ」
・・・・・・・・・・・。
でも仕方ないので、これもやったコトないが、パチスロのルールを読んで挑戦するオレ。
必死に目押しで777をそろえる。
「やったー!おじさん凄ーい!」
喜ぶ遙ちゃん・・・。
ようやく777をそろえた私は、買い物しようと思い、ドンキホーテに行きました。
ちゃんと実名で存在するんですよ。
で、ドンキに入ってアイテム買おうとしたら、遙ちゃんがまたこう言いました。
「おじさん。フランス製の香水買ってよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
悪魔だ!!!
この子は大きくなったら絶対小悪魔になる!!!
オレ絶対子供作らねぇ。
以上。