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ベッドで寝ている女の子：「おばあちゃん。今日はどんなお話してくれるの？」
ユリ椅子で編み物をしているおばあちゃん：「そうだねぇ・・・じゃあ今日は腐女子アイドル花島優子（はなしまゆうこ）の話をしようかねぇ？」
ベッドで寝ている女の子：「わあ！！聞かせて聞かせて！！」
みなさんは
「愛ある限り戦いましょう！命！燃え尽きるまで！！」
というセリフをご存知か？
このセリフはかの有名な美少女仮面ポワトリンが登場のトキに言う決めセリフである。
美少女仮面ポワトリンとは、1990年1月7日から同年12月30日までフジテレビ系列で全51話が放送された、東映不思議コメディーシリーズ第11作目の特撮テレビ番組のコトである。
現在放映中の美少女戦麗舞パンシャーヌは美少女仮面ポワトリンの続編として作られたモノだが、これは完全な続編ではなく、諸処の大人の事情で完全な続編ではなくなった。
今回は、そのパンシャーヌの元となった美少女仮面ポワトリンの主演女優花島優子を紹介しようと思う。
現在オタクアイドルと言えば真っ先に思い浮かべるのが中川翔子であるが、過去にもオタクアイドルはいた。
西村知美である。
西村知美は重度の漫画ドランカーとして有名で、彼女が所有している漫画は１０００冊を軽く超える。
そんな西村知美はその実績（？）を買われ、懐かし系アニメの名場面を放送する番組のコメンテーターには必ずその席に存在した。
しかし、最近西村を脅かすアイドルが登場した。
それは、現在腐女子アイドルを独走状態で走っている中川翔子である。
芸能界はイス取りゲームと良く言うが、やはり、去年放送した懐かし系アニメの名場面を放送する番組のコメンテーター席には西村知美の姿は消え、中川翔子がいた。
西村知美の席を中川翔子が奪ったのである。
まさに弱肉強食の世界。
そんな腐女子アイドル西村知美と中川翔子だが、その間に腐女子アイドルはいなかったのか？
その答えは否！
いたのである。
それが先ほども言った花島優子なのである。
花島優子は９０年代のアイドルシーンを席巻したCOCOやribbonなどを輩出した乙女塾の３期生でデビューを果たしたアイドルである。
そんなアイドルとして華々しくデビューした彼女が腐女子に目覚めたきっかけはアニメ聖闘士星矢。
ここから花島優子の腐女子伝説は始まる。
聖闘士星矢は８０年代後半に腐女子を数多く産んだ作品であり、その聖闘士星矢人気に便乗して放送されたアニメ鎧伝サムライトルーパーも多くの腐女子が飛び付いた。
世はまさに大腐女子時代。
彼女もその洗礼を受けた１人である。
そんな世で、花島優子は聖闘士星矢のファンの一線を越える。
彼女はアニメ聖闘士星矢のキャラクターデザインを務めた荒木伸吾に夢中になる。
当時多くの腐女子の間で聖闘士星矢と言えば、アニメ版の荒木伸吾と姫野美智の絵のコトを指すのである。
決して車田正美ではない。（これはちょっと言い過ぎた）
そんなアイドルと腐女子の二足のワラジを履いた花島優子は、アイドル業もそこそこに、同人誌制作に励むようになる。
荒木伸吾の絵に衝撃を受けた彼女は、自らが描いたグリーン・アイズと言う同人漫画作品を発表する。
この漫画全８０ページで１部完と言う超大作だ。
彼女の漫画に対する情熱の本物ぶりはこれだけではない。
笑っていいとものテレフォンショッキングのゲストとして出演したトキも、彼女は自分の描いた初めての少年漫画ムサシの宣伝をしたのだ。
まるでアイドル業は自分の漫画を宣伝するタメの活動といわんばかりである。
そんな彼女も９５年に４歳年下の男性とできちゃった結婚。
アイドルを引退するコトとなる。
しかし、結婚しても彼女の同人漫画制作は止まらない。
彼女は現在も瀬戸海里名義で作品を出している*1。
１度テレビ番組で彼女が描いたワンピースの主人公モンキー・D・ルフィーを見たが、昔とは比べモノにならない程の画力を身に着けていて驚いた。
そして驚いたのが、桜っ子クラブの創立メンバー中條かな子*2も、ゆうきかなた名義で同人誌制作していたと言うコトだ。
この２人はアイドル時代からの友人で、華やかな他のアイドル達を尻目に自分達の好きなアニメや漫画の話をし、腐女子ロードを歩んでいたと言う。
なんだかわからないが、その話を聞いてとても感動してしまった。
たぶんそれはアイドル版まんが道がこの世に存在していた事実にだろう。
私はこの２人のファンで写真集も持ってたんだ！
この繋がり具合にも感動した。
感動した！！（思い出したように小泉口調）
私はこの漫画とアニメを愛する腐女子アイドル２人を陰ながら応援している。
ビバ！！
花島優子！！
ビバ！！
中條かな子！！
ビバ！！
腐女子アイドル！！
以上。
追記
さっきようつべで花島優子を見つけたので、その勇姿をご覧あれ。
