お前のドリルで天を衝け!

fujigelge2007-08-13

グレンラガンというアニメにハマってるんですけど、最初はあんまり人にお薦めできないアニメだと思い、あんまり人に薦めなかったんですが、最近の展開を見て人にお薦めしたくてしょうがなくなってきました。
何で人にお薦めできないアニメだったかと言うと、バカアニメだったからです。
バカアニメって言うとトゲがあるんですけど、これはしょうがないんですよ。
だって主人公の乗ってるロボットの武器がドリルだけなんですよ?
そんで、壊れたら気合いで修復できるって能力もあったりで、完全なスーパーロボットなんですよ。
このリアルロボットのご時世(そうでもないか?)でスーパーロボットですよ。
ここの時点でバカアニメです。
でも、もうリアルロボットが若干頭打ちしてきたんでこう言うの見てると爽快感すら覚えるんですよね。
ロボットアニメでドリルが武器というのはアニオタの中で散々叩かれたバカな武器の1つなんで、このドリルは制作サイドは完全にわかっててやってるんですよ。
そんでお話の方も、地上を支配する獣人(じゅうじん)達に地下生活を余儀なくされた人々の世界の中で、主人公達は獣人を倒すタメに地上を目指し、地下の人々を地上に解放するというわかり易い設定。

ドリルは男のロマン

と言う言葉もあるくらいなんで、男のロマン要素もいろいろぶち込んでます。
あしたのジョーとか、キャプテンハーロックとか、島本和彦の男球や、滝沢国電パンチなどのパロディをシレっと使ったりしたりして。
あんまりネタバレになるのもどうかと思うので、細かいストーリーは書きませんが、そう言う涙あり笑いありの熱血バカアニメだったんですよ。
最初は。
しかし、そんなバカアニメだったグレンラガンは、大切な人の死や、世界を救ったヒーローのその後というのを描いているので更におもしろさがアップしました。
ラスボスを倒した7年後から急にシリアスになってきたんですよ。
今まで通用してきた少年漫画にありがちな勇気とか、友情とか、熱い魂だけじゃどうしようもない絶望が襲いかかってきました。
最近子供が見ておもしろいアニメって少なくなってきたんで、子供にももう1度あのアニメの熱さを提供したいって感じで好感が持てます。
いや、子供だけって感じじゃなくて、大人も熱くなれるようにもなってるんで、お薦めしたくなってきたんですよね。
藤子・F・不二雄先生が言った、漫画に大人も子供もないってスタンスの作りですかね?
結構ガチで作ってます。
でも、そのガチっぽさの照れを隠すように笑いも入れるところがまた好感持てるんですよねえ。
格闘技が好きな人にわかり易く言うと、グレンラガンバーリトゥードではなくプロレスなんですよ。
え?
わかり難いですか。
そうですか。
で、今日うちのメンバーに薦めて見せてみたんですけど、第1話でもううんざりしてました。
早くもお薦め失敗。
以上。

*追記
ウィキペディアにパロディの元ネタが書いてたけど、マクロスダイダロスアタックが抜けてるよ!
他にも元ネタいっぱいあるんだろうなあ。