fujigelge2007-11-27

今日はチャージマン研、超展開3部作の第2弾です。
その前に、まずここでもう1度超展開3部作とは何か?と言うのをおさらいしておきます。
超展開3部作とは、チャージマン研で最も意味がわからない展開の3部作と言う意味です。
そのままですね。
では、早速ですが、その超展開炸裂する極上ストーリーをどうぞ。

チャージマン研超展開3部作その2:ハイジャックをやっつけろ!


始まって36秒間、ただ飛行機が飛んでるシーンだけ。
チャージマン研の中身は正味5分です。
その5分というとても短い時間の中で、貴重な36秒を序盤でいきなり捨て去ります。
それでなくても説明不足だらけなのにこの図太さ。
まるでロクに働きもしないアルバイトがやる気ゼロの態度で重役出勤してきたような図太さです。
前回もそうでしたが、チャー研と飛行機という組み合わせは危険信号なのかもしれません。
で、お話の方なんですが、研とママと妹のキャロンがおばあちゃんのところへ遊びに行った帰りの飛行機で事件が起こります。
なんと研を乗せたその飛行機には銃を持った3人のハイジャックがいたのです。
ざわめく機内。
いくら無敵のチャー研と言えども、これ程たくさんの乗客の命を人質に捕られては打つ手なしです。
このハイジャック達の要求は、伊豆の囚人島に捕えられてる革命軍の幹部5人と、飛行機の乗客の身柄を交換するのが目的だと言います。
革命軍?
ここで我々は一瞬戸惑います。
「こいつ等はジュラル星人じゃないのか!?」
と。
しかし、今までのチャー研のストーリーの傾向からすると、どう考えてもこいつ等がジュラル星人です。
そんな一触即発のピンチの中、乗客にいた牧師さんと思われる男が現れ、ハイジャック達にこう言います。
「やめなされ。そんな無益な殺生はやめなされ」
とても勇気のある牧師さんです。
しかし、ハイジャックはそんな牧師さんを無視し、行先の変更をするタメにコックピットへ向かいます。
そこへ我らがチャー研が、アメリカンハイスクールの不良が転校生にするような足引っ掛けをハイジャックにお見舞い。
倒れ込むハイジャック。
それを見たもう1人のハイジャックは激昂し、研に向かって銃を発砲します。
チャー研初まって以来の絶体絶命のピンチ。
するとそこへ、先ほど現れた牧師さんが銃を発砲するハイジャックに向かい
「やめなさい!」
と一言。
牧師さんはハイジャックの前に立ちふさがります。
ハイジャックの銃を恐れもせずに近寄って行く牧師さん。
それを見て恐れおののいたハイジャックは、とうとう牧師さんに向かって銃を発砲。
何のリアクションもない牧師さん。
再度牧師さんに銃を撃ちまくるハイジャック。
それでも何のリアクションもない牧師さん。
すると牧師さんはいきなりそのハイジャックに向かって目からビームを出して殺します。
それを見た仲間のハイジャック達は目からビームを出す牧師さんに向かってバンバン発砲するのですが、不死身の牧師さんは逆にハイジャック達をビームで皆殺し。
そして牧師さんはチャー研に向かってこう言うのです。
チャージマン研!今日こそ命はもらった!!」



ええええええええええええ!!!!!?????




なんと、この牧師さんこそがジュラル星人だったのです。
そして更に驚くのは、なんと飛行機の乗客全員がジュラル星人だったのです。
アガサ・クリスティオリエント急行殺人事件も真っ青な超展開ここに極まれり!
そして牧師さんのジュラル星人はこう言います。
「最初からお前を殺す目的で乗り込んだのだ!」
じゃあなんでお前はハイジャック達から研を助けた?
むしろハイジャック達はお前達サイドの人間だろ。
どうしてお前等は毎度そんな回りくどいコトをするんだ?

<ハイジャックの男達は本当に革命軍だった>

お話として、これに一体何の意味がある?
まったくもって理解不可能です。
これが超展開と言わずして何を超展開と呼ぶのでしょうか?
そして研はチャージマン研に変装して、自家用戦闘機を呼んでジュラル星人と戦うんですが、じゃあ最初からそれ乗っておばあちゃん家行けよと思いました。

このように、チャー研には常識などという言葉は一切通じないのです。
そんなモノはクソ喰らえというロケンロールです。
そしてそれこそが我々を虜にして已まないチャー研の持つ魅力なのです。


次回は超展開3部作のラストになるお話を紹介しようと思います。
でも3部作とか言ってますが、基本的に全ストーリーが超展開なんで別にどれ選んでも良いんですけどね。
第2部完。