今日は、結婚記念の写真を撮りに行きました。
昨日書いたアレですよ。
もう、朝から1日仕事で疲れましたよ。
写真撮るだけだからすぐ終わると思ったのになあ。
結局2人だけで写真撮るのもアレだと言うコトになり、私とうちの嫁の親も連れて行くというコトになりまして。
私はと言うと、昨日あんなの見たり聞いたりしたから初っ端からやる気ゼロですよ。
うちの嫁はメイクやらなんやらで私より先に準備して、私はちょっと遅れてタキシードに着替え。
あれタキシードって言うのかなあ?
タキシードっていうか、妖怪人間べムが人間の姿の時に着てるみたいな衣装です。
もうちょっとわかり易く言うと、男塾っぽい長ランみたいなやつですか?
で、私らが着替え終わったら親の前で、親孝行だか親不孝なんだかわからない撮影がスタート。
後でうちの嫁から聞いたんですが、私がスタジオに来る前にあらかじめカメラマンの若い兄ちゃんに
「旦那はシャイなんで、大人し目にお願いします」
と言ったらしく、
「ほっぺをプってふくらませてもらえますかー?」
みたいな注文はありませんでした。
っていうか、嫁がそんなコト言わずとも、私はそんなコト言えないようなプレッシャーを終始カメラマンに与えていたんですが。
しかし、カメラマンの兄ちゃんも仕事なんで、私の機嫌を損ねないギリギリの注文をして来ました。
みなさんは昨日の日記や、今ここで書いたプレッシャーを与えるという言葉で、私がとても感じの悪い人間のように思われるかもしれませんが、今日、私が撮られた写真の内容を説明をすると、いかに私が温厚に譲歩したと言うのがわかると思います。
まず、嫁がベンチに座り、私が後ろから嫁の顔を覗きこむという写真。
そして、嫁と私が寝転がって、その上からカメラマンが撮るという写真。
そして、その上から助手の兄ちゃんがバラの花びらを撒くという写真。
あと、嫁が作り物のケーキを私に食べさせる写真とか、社交ダンスのように2人が手を組んでる写真なども撮らされました。
それを一部始終見ていた2人の親も、このあまりにもバカバカしい撮影に呆れ果て、ずっとお互い死んだ身内の話をしてました。
もちろん、これらの出来上がった私の写真の目も、その身内と同じように全て死んでました。
遺影でも使えない死にっぷりです。
なので、これらの写真は全て却下。
唯一、嫁が作り物のケーキを私に食べさせる写真は、あまりのバカさ加減に私が楽しげに笑ってるように見えたので採用するコトに。
で、そんな低ーーいテンションで挑んだ写真撮影でしたが、ふとしたきっかけで私のテンションが上がるコトもありました。
それは、撮影終盤に小道具置場で見つけた日本刀。
おそらく和装を選んだ人用の小道具だと思うんですが、それを見つけた瞬間、私は目を輝かせ、無意識にその刀を抜刀していました。
その私の輝いた目を逃さず察知したカメラマンの兄ちゃんは、
「どうです?それ持って写真撮ってみます?」
と言い出しました。
それを聞いた私は、思わず
「ええ!?洋装なのにいいんですか!!?」
と、言うが早いか日本刀を片手に私の足は一直線に撮影現場に向かっていました。
うちの嫁はもう全てのプログラムを終えたので、ここから私のソロ写真撮影がスタート。
カメラマンの兄ちゃんは私にどんなポーズが良いですか?と聞いてきたので、私はすかさず
「じゃあ牙突で」
と言い、牙突の構え*1をしました。
すると、
るろ剣ですか!!?」
と、カメラマンの兄ちゃん。
撮影終盤でようやくこのカメラマンの兄ちゃんと私の心が1つになった瞬間でした。
<洋装で日本刀と言えば牙突>という安直な発想だったり、日本刀が脇差で短かったというコトもあり、若干納得いかないところもありましたが、出来上がりの写真を見ると、私が写ってる全ての写真の中で1番活き活きしていたんでやって良かったです。
私の親と、うちの嫁の親は苦虫を噛み殺した顔で見ていましたが。
花婿が牙突の構えをしてるアルバムなどこの世にそうそうないだろう。
ふふ。
そんなこんなで無事、撮影終了。
和装で虎眼流・星流れの構えもやりたかったな。
こんなのがアリなんだったら、腰に巻くタイミングが一切ない仮面ライダーのベルト持参してくりゃ良かった。
以上。


*追記
全体通して読んだらオレが1番痛いな。

*1: