fujigelge2009-05-05

今週は、外道衆の総大将血祭りドウコクを封印できる唯一の存在であるレッドさんが、先週最後の切り札である自分のタメに命を投げ出し盾になった仲間の姿を見てその重圧に悩み、レッドさんは家を出て一人旅へ。
一方、家臣であるメンバーも<自分達がもしレッドさんの立場だったら仲間の犠牲に耐えられるか?>と、レッドさんの過酷な宿命について考え、ようやく5人はお互い遠慮なく一本の絆で結ばれるというお話でした。

いやー、シリアスな展開でしたが、非常におもしろかったです。
私は第1話の侍戦隊シンケンジャー話の感想で

今回のレッドは、

「この戦いはオレの戦いだ。誰1人巻き添えになどしない。それは家臣であろうと例外ではない」

みたいな性格です。

そういう1人で抱え込む態度が冷たく見られ、のちにメンバー間でいろんなイザコザに発展していくが、次第にレッドの優しさにみんなが気付き始めるというのがこのお話のパターンだと思います。

今週のお話もそんな感じでしたし。

もっと簡単に言えばレッドがツンからデレに変わっていくところが肝なんでしょうね。

今後レッドもいろんな事件をきっかけに仲間想いの立派な殿さまに成長していくんでしょう。

と書きましたが、今週はまさにそういうお話でした。
1話から12話までキャラクターをキッチリ描いてたので正直今週のクライマックスには目頭が熱くなった。
このお話を12話にもって来たので1クールでこの辺をキレイにまとめた構成なワケですよ。
小林靖子、まったくクレバーな人です。
しかも今週は巨大ロボのダイテンクウとシンケンオーが1つに合体し、空を飛べるようになるというお話でもあったのでスポンサーのバンダイさんもウハウハ。
「計算通り!」
な展開ですよ。
で、そのダイテンクウとシンケンオーの合体プランを密かに考えてたヘタレのブルーが、みんなに合体の説明書みたいなのを配った時にレッドさんが言った
「初めてお前に関心したぞ!!」
というセリフで今までの緊張感が解れ、笑ってしまうんですよね。
うーん。
見ていて気持ち良い。
今週もべた褒めで終わってしまった。