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今週は、レッドが過去に完膚なきまで叩きのめされた宇宙一の賞金稼ぎキアイドーが現れ、レッドはキアイドーに与えられた過去の恐怖を思い出す。
そこへジェットマンのブラックコンドルこと結城凱が現れ、レッドに喧嘩を吹っ掛ける。
レッドは凱にパンチを出すが、パンチを掴まれ
「今のレッドはこんなものか！落ちたもんだなあ！オレの知ってるレッドはもっとパンチに魂がこもってたぜ！こんな風にな！」
とレッドを殴りつける。
レッドは後にシルバーから凱はすでにこの世にいない存在と聞かされる。
凱は今は幸せに暮らしてる他のジェットマンのメンバーに代わって地球のタメに戦っていたのだ。
死してなお最強の賞金稼ぎと戦う凱の姿を見て、レッドは恐怖を克服したのだった。

みたいなお話でした。
やっぱり今回の脚本はジェットマンのメインライターを務めていた井上敏樹でした。
アバンタイトルで、バーで女と酒を飲みながらポーカーをする凱。
いきなり井上節炸裂！
初っ端にロボ戦を入れ、後は人間ドラマで終わらせる荒川稔久パターンでした。
久々に渋い緊張感のあるお話でした。
浦沢義雄みたいなふざけた話もあるし、こんな話もある戦隊ってスゲエ。
話のオチは、ジェットマンの最終回でひったくりにナイフで腹を刺されベンチに座って死んだラストを思い出させるように、凱がゴーカイジャーたちの前でベンチに座って消えるというラストでした。
で、冒頭で酒飲んでたバーに戻って、凱が女にロイヤルストレートフラッシュで勝って、
「あんた神様のクセに弱過ぎだぜ」
「ねぇ、一曲聴かせてくれない？凱」
の後に凱がサックス吹いて終わりっていうね。
ここは天国のバーだったってオチですよ。
ジェットマンはバブル期のトレンディードラマを意識して作られたんですが、その辺の陳腐さも意識的に出してておもしろかったです。
来週はアバレンジャーの回ですか。
ピンクちゃんがセーラー服、ナース、婦人警官、ウエディングドレス！！
いっぱいコスプレしてる！！
うっひょー！！