今週は、学園の恒例行事のミスコンを襲い、学園のクイーンである美羽の性格の悪さを生徒たちの目の前で暴露し陥れるようなコトをしたカメレオン・ゾディアーツは、実は美羽の腰ぎんちゃく、サイドキックスの珠恵だった。
カメレオン・ゾディアーツの力を手に入れた珠恵は美羽の傲慢な態度に辟易とし、学園のクイーンの座を奪おうとしていたのだった。



というお話でした。
正直、第2話の<学園のキングの腰ぎんちゃくが犯人だった>と同じ展開で、
「今週大丈夫か・・・?」
と思いましたが、そんなのは別にどうでも良くて、<美羽と言う女の強さ>がこのお話の肝だったんですね。
美羽は学園のクイーンであるタメに日々努力し、自分の主義主張をしっかりと持って生きているというのを、不信感を持った大勢の生徒たちの前で正々堂々とスピーチし、逆境に立たされ絶体絶命だった雰囲気の中、媚びずにねじ伏せるという豪胆な性格を見せつけるシーンが凄くカッコ良かったですねぇ。
劇団新感線に出て来るキャラやグレンラガンのカミナ兄貴を彷彿とさせる中島かずき得意の豪胆キャラですよ。
このスピーチも長すぎない丁度良い台詞量でビッシーーー!!!っと決まってましたね。
私を含めた視聴者の誰もが美羽は高飛車で鼻もちならないヤな女と思ってたと思うんですが、このシーンのタメのネタ振りや布石みたいなモンだったんですね。
この事件をきっかけに美羽は周りが敵だらけになった中、唯一自分の味方になってくれた主人公の弦太郎とダチ公*1になり、仮面ライダー部に勝手に入部するんですよ。
仮面ライダー部に入部してあげるわ。もちろん部長で」
みたいな。
ってコトは、コレってオープニングで登場する弦太郎除いた6人がこの後一人ずつ仮面ライダー部に入部するって言うコト?
「何そのワクワク感!!」
ですよ。
そうか、それで弦太郎は最初に
「オレはこの学園の全員と友達になる!」
って言ってたのか。
キングとかJKとかゴス少女とかスクールカーストにいるお互い心が通じ合うハズのない種類の人間が仮面ライダー部に入部するのか。
確かにこんな展開は今までの仮面ライダーにはなかったな。
昔、少年仮面ライダー隊とかはいたけどな。
やっぱ中島かずきの脚本は見ててスカっとするな。
以上。

*1:中島かずき脚本だから敢えて「ダチ公」と呼ぶ