fujigelge2014-08-27

どうも、ジョン・ライドンです。
うそです、藤です。
唐突ですが、私は<My Way>が好きです。
My Wayってあのマイ・ウェイですよ。
昔、結婚式とかでオヤジやおっさんやジジイがよく歌うアレ。
この曲の何が好きかと言うと、自分勝手に気持ち良く歌えるとこですね。
「あ〜・・・この人気持ちよくなってんな〜・・・」
って聴いてる人を若干引かす魔性の曲ですよ。
カラオケで歌ってはいけない№1ソングですよ。
で、昔、私は友人とカラオケに行った際はこのMy Wayの英語版を必ず〆に歌うっていうくらいよく歌ってました。
グラスを片手に持ちながら思いっきり気持ちよさそうに歌うんですよ。
余裕があればグラスを片手にちょっと歩いたりしながら歌ったり。
これは私が勝手に思ってる<ディナーショーのイメージ>なんですけどね。
外人がブランデー片手に気持ちよく歌って、ステージから降りて客席に笑顔を振りまくって言うのがディナーショーとMy Wayのイメージです。
そんなMy Wayブームだった頃、私勢い余ってミクシィでコミュニティを作ったほどです。

ミクシィのコミュニティ<渾身のマイ・ウェイ
       ↓
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1068533


あと、同じように気持ちよく歌える歌<愛のメモリー>のコミュも作ったりしました。
       ↓
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2192513



で、一時期マイ・ウェイに凝ってたんですけど、よく考えたら私このマイ・ウェイの英語の歌詞を一切知らないまま歌ってた事に気づきまして。
で、いろいろ調べたら知らない事がいっぱいありました。
まず、私が勘違いしてたのは、日本語版のマイ・ウェイを歌ってた布施明のバージョンは<英語版の和訳>だと思ってたとこ。
これ結構みんなそう思ってたんじゃないですかね?
因みに日本語版のマイ・ウェイはこんな歌詞です。

いま船出が近づくこの時に
ふとたたずみ私は振り返る
遠く旅して歩いた若い日よ
すべて心の決めたままに

愛と涙とほほえみに溢れ 
いま思えば楽しい思い出を
君に告げよう迷わずに行くことを 
君の心の決めたままに

私には愛する歌があるから 
信じたこの道を私は行くだけ
すべては心の決めたままに


愛と涙とほほえみに溢れ 
いま思えば楽しい思い出を
君に告げよう迷わずに行くことを 
君の心の決めたままに

私には愛する歌があるから 
信じたこの道を私は行くだけ

すべては心の決めたままに


こんな感じです。
しかし、英語版のMy Wayの歌詞は若干というか、だいぶニュアンスが違ってました。

そして今や終わりが近づいている
僕は人生の終幕を迎えているのだ
友よ、はっきと言おう
確信を持って言うことが出来るよ
僕は精一杯生きてきた
どんな道も避けずに通ったが
更に、それ以上に自分の道を歩んで来たのだ

少しは後悔することもあったよ
いまさら言う程の事ではないが
目を逸らさずにするべきこととはしたし
自分で立てた人生の設計図をもとに遠回りをしながらも慎重に歩み
更には、それ以上のことを自分なりの方法で成し遂げたよ

だが君が知っての通り
自分の力を超えたことをして持て余したこともあった
だけどどんな時でも、疑問が残れば
それを食い尽くしてからそいつを吐き出してやった
僕はひるむことなく何にでも立ち向かい、自分の道を生きてきた

僕は愛し、笑い、泣いた
欲しいものは手に入れたけれど、失うこともあった
そして今や涙は乾き、楽しい思いで一杯になったのを感じるよ
僕がして来たいろいろなことを考えると
ためらい無く言えるだろうけれど
「ああ、いや、そうではないんだよ、僕に限っては、自分の信じることをしてきたのさ」

男として何をすればいいのか、何を得れば良かったのか?
自分を偽れば、彼が本当に感じた事を言う事も出来なければ
祈りの言葉も口にすることは出来ないだろう
僕の人生の履歴は僕が戦いながらも
自分の信ずるままに生きてきた証なのだ!

そうさ、それが僕の生きる道だったのさ

どうですか。
かなりマッチョで男らしいアメリカ人らしい歌詞です。
金持ちの社長が大好きそうな歌詞です。
「そら気持ち良く歌うわな!」
と思いました。
この<男の歴史感>の強さがこのMy Wayの魅力だったんですね。
「そらおっさんが歌うハズだわ!」
って思いました。
なので、この曲を子供が歌ってたら

「お前に人生の何がわかるんじゃボケ!!」


ってド突き回したくなりますね。
で、この歌のイメージはフランク・シナトラのイメージがかなり強かったんですけど、この曲元々はフレンチポップだったらしいですね。
そのフレンチポップにポール・アンカが英語の新たな歌詞をつけて元の曲より更にヒットさせた曲らしいです。
で、その元々のフランスバージョンの歌詞ってどんなん?と思って調べたのがこちら。

僕は起きて君を揺するけれど
いつものように君は目を覚まさない
風邪を引かないように
いつものように君の体にシーツを引き上げ
いつものように僕の手は君の髪を撫で
本当のところ面倒くさいのだが
だけど君は僕に背を向ける
いつものように

そこで僕はすばやく着替える
いつものように寝室を出て
一人でコーヒーを飲み
いつものように遅刻し
音も立てずに家を出る
いつものように空はどんよりと曇って
寒さを覚え、襟を立てる
いつものように

いつものように、一日中
僕は同じようなことを繰り返し
いつものように微笑むだろうし
いつものように笑いさえするだろう
結局のところいつものように生きようとするんだ
いつものように

そうして一日が過ぎていく
僕はいつものように帰って来るけれど
君は、出かけているだろう
いつものようにまだ帰っていない
たった一人で僕は寝るだろう
この冷たいでかいベッドでいつものように
僕の涙、それは隠そう
いつものように

いつものように、夜も
それらしく振舞おう
いつものように君は帰ってくるだろう
いつものように君を待っているだろう
いつものように君は僕に微笑みかけるだろう
いつものように

いつものように君は服を脱ぎ
いつものように君はベッドに入って来るだろう
いつものようにキスをするだろう
いつものように

いつものようにそれらしく振舞い
いつものようにセックスをし
いつものようにそれらしく振舞う

倦怠期の夫婦の歌詞っぽいです。
英語版の男らしさから比べたら全然イメージ違う。
この曲は世界中でカバーされてるポピュラーソングなんで、世界中でいろんな歌詞付けられて歌われてるんでしょうな。
そんな中、今回私が選ぶマイ・ウェイベスト3をここで発表したいと思います。
まず第三位は。
セックス・ピストルズシド・ヴィシャスが歌うMy Way!!


曲調がパンクアレンジで全てをバカにした感じで歌い、最後に観客向かってピストルを発砲。
スカっとしてカッコいいです。
そして次は!
ポリシックスが歌うMy Way!!!



ニュー・ウェイブ調にアレンジされたMy Wayです。
軽い曲調とボコーダーの声であの男らしいおっさん臭い歌詞を歌うとこがカッコいいです。
同じ曲なのにシド・ヴィシャスポリシックスも全然違うカッコよさのニュアンスになってしまうのがこの曲の良いところです。


そして、第一位は!!!
My Wayの英語版を作詞したポール・アンカが歌うMy Way!!!!




流石、自らで作詞したMy Way。
重みが違います。
先ほど引用した英語版の歌詞と若干ニュアンスが違うんですが、こっちの和訳が一番カッコいい。
特に

受け入れてから負けを認めた

って言う訳し方。
痺れる。
人生を重ねた男だからこそ歌える究極のおっさんソングを見事に歌いこなしてます。
そんなワケでみなさんも、あなただけが歌えるMy Way、歌ってみてはいかがですか?(手に持ったブランデーグラスを軽く上げて微笑みながら)
以上。