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さっき漫画家のうすた京介先生の日記を見ていたら、もっと自分も含めてなんでも肯定しようという話が書いてあってとても共感しました。
どんな話かかいつまんで説明すると、自分が好きになった映画とか漫画は「この表現が好き」とか「ここのアクションシーンが好き」とかであって、決して「悪いとこがないから好き」なんじゃなく「良いとこがあるから好き」なんだ、と言った感じです。
なんか凄くわかります。
悪いトコなんて目をつぶればいいんですよ。
良いトコさえあればいいんです。
見つければいいんです。
なんか新しい発見も増えるだろうし。
全然なかったらしょうがないですけど。
でも探せば何かあるんですよね。
なので、私が毎週書いてるスーパー厨房タイムも基本的に悪いコトは書かない方向でやってます。
人間楽しもうという姿勢さえあれば、そこそこ何でも楽しめると思ってるんで。
ゲキレンジャーなんて毎週必死でおもしろいトコ探してるし。
なにも必死におもしろいトコ探しながら見るコトもないんですけど。
何でもつまんないって思う人はたぶんおもしろがり方の引き出しが少ないんだろうなって思ってます。
私はラブロマンスのおもしろがり方の引き出しがないんで、その辺損してると思います。
でもこれはギャグでやってるんだと思えばそこそこ楽しめます。
大事なのは好きという感覚であって、嫌いはどうでもいいような気がします。
なので、私は作品をボロカスに文句書いてる文章とかは読みません。
で、そんなこんなで、ちょうど私、ベタ過ぎて好きって言いにくい作品をもっと好きって言おうよキャンペーンってのをここに書くネタとして考えてまして。
ベタ過ぎて好きって言いにくい作品をもっと好きって言おうよキャンペーンってのは、例えば、
「オレはキン肉マンが好きだ！！！」
みたいなコトをどんどん言っていこうよと。
「オレはロッキーが好きだー！！！」
みたいなコトを怖がらずにどんどん言っていこうよと。
言ったからって別に何でもないんですが、なんかこう言うのって潔いじゃないですか？
今世の中に足りないのは潔さですよ。
潔いブームが今私の中で吹き荒れてるんですよ。
この前ここで酔拳のようつべを貼りましたが、酔拳っておもしろいじゃないですか！！（キャンペーン突入）
こういうコトをどんどん言っていこうよと。
なんでこんなコトを思い始めたのかと言いますと、きっかけはゲキレンジャーでした。
ゲキレンでいろんな拳法モノの元ネタを見つけているうちに、懐かしの拳法モノを思い出し始め、最近ようつべでいろいろ拳法モノ探して見てるんですよね。
それで今ちょっとしたジャッキー・チェンブームですよ。
で、私ジャッキーの酔拳２が好きだったんで探しました。
我々スタッフが一生懸命、一生懸命探しました。
お母さん見つかりましたよ。（島田紳助）
酔拳２は、医者であり武道家であった黄飛鴻（ウォン・フェイフォン）という中国の英雄をモデルにしたお話です。
なので、酔拳の完全な続編ではないです。
お話も上海のイギリス大使館を通じて中国の国宝を密輸しようとする奴等をジャッキーが食い止めるといった感じなんで、全然別モノって言っていいでしょうね。
酔拳２のジャッキーの動きって若いトキにやった酔拳より技が速いし切れてるんですよ。
もう当時それに痺れまして。（劇場じゃなくてテレビで見たんですけど・・・）
で、終盤にジャッキーとイギリス人に雇われた凄い脚技を使う奴が工場でバトルするシーンがあるんですが、ここで酒を持って来てないジャッキーが、工場にある工業用の油を酒の代用にして飲むシーンが特に好きです。
＜工業用の油だから酒と違って異常なテンションになるんだ＞っていう力技の説得力！
こういう演出が好きなんです。
で、最後はもちろんそいつを倒して終劇なんですが、その終わり方を是非見て欲しいです。
好きなシーンがあれば何でも許すと思ってる私でも、あまりにも酷い終わり方なんですよ。

最後ジャッキーが変な顔して口からシャボン玉出して終わりですよ。
これ途中で切れてるんじゃなくて、本当にテレビではここで終わるんですよ。
これ見たトキはショックでしたね。
「今までの話の〆がこれか！！」
みたいな。
で、２日前この酔拳２のコト調べたら、劇場ではやっぱりこんな終わり方してなかったみたいです。
本当はこの後ジャッキーは工業用の油を大量に飲んだコトによって狂人になり、それを見たみんなが悲鳴を上げて終わりっていうオチが用意されてたみたいです。
なんでカットされたかと言うと、ヤバいから。
完全にバッドエンドですよ。
なので、このシーンを収めてある映像はかなりレアとのコト。
うーん・・・・。
それ見たい！！！
やっぱりあんな終わり方じゃなかったんだというコトがわかっただけでも、このベタ過ぎて好きって言いにくい作品をもっと好きって言おうよキャンペーンを思いついて良かったです。
以上。